写真・図版 7月16日、英国立統計局(ONS)が発表した3─5月の賃金(ボーナスを除く)は前年比3.6%増と、ロイターがまとめた予想中央値の3.5%増を上回った。2016年9月撮影(2019年 ロイター/Stefan Wermuth)

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 [ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した3─5月の賃金(ボーナスを除く)は前年比3.6%増と、ロイターがまとめた予想中央値の3.5%増を上回った。これは約11年ぶりの高い伸び。

 ボーナスを含むベースでは3.4%増。予想の3.1%増を上回った。

 英国の労働市場は、2016年6月の欧州連合(EU)離脱決定後も好調に推移している。エコノミストの間では、企業が長期の投資よりも、解雇が可能な人員の採用を優先しているとの見方が多い。

 失業率は3.8%で横ばい。予想と一致し、1974年11月─1975年1月以来の低水準に並んだ。失業者数は5万1000人減の130万人だった。

 ただ、就業者数は2万8000人増と、昨年6─8月以来の低い伸びだった。求人件数は過去1年あまりで最低となった。

 一部の企業調査によると、10月31日のEU離脱期限が迫るにつれ、企業が雇用に慎重になってきている。

 ONSの統計官マット・ヒューズ氏は「労働市場は引き続き力強い」と指摘。「基本給の伸びは名目ベースで約11年ぶりの高水準、インフレ調整後で約3年ぶりの高水準だ」と指摘した。