写真・図版 7月17日、米金融大手バンク・オブ・アメリカの第2・四半期決算は、個人向け金融部門が好調で利益が市場予想を上回った。英ロンドンで2016年3月撮影(2019年 ロイター/Reinhard Krause)

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 [17日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>が17日発表した第2・四半期決算は、個人向け金融部門が好調で、利益が市場予想を上回った。ただ、低金利環境の継続が見込まれる中、通年の純金利収入見通しを下方修正した。

 バンカメの株価は午前の取引で1%強上昇した。 

 普通株主帰属の純利益は前年同期比10%増の71億1000万ドル(1株当たり0.74ドル)。特別項目を除く1株利益は0.75ドルだった。

 収入は約2%増の230億8000万ドル。

 リフィニティブ・IBESのまとめたアナリスト予想は1株利益が0.71ドル、収入が232億ドルだった。

 金利マージンは2.44%と前年同期比から上昇したものの、前四半期の2.51%からは悪化した。ドノフリオ最高財務責任者(CFO)は電話会議で、長期間にわたる金利低下が理由と説明した。

 バンカメは、多額の預金残高や金利に敏感なモーゲージ証券によって、他の大手行よりも金利変動の影響を受けやすい。

 通年の純金利収入見通しは2%増とし、従来の3%増から引き下げた。昨年は6%増だった。

 部門別では、個人向け事業の四半期利益は13%増の33億ドル。ローンは6%増、預金も3%増だった。

 リテール銀行、ウエルスマネジメント事業も好調で、利益はともに2桁の伸び率を記録した。

 一方、投資銀行事業の減収などが響き、企業向け事業や市場取引事業はそろって減収減益となった。

 債券・株式取引業務を含むグローバル市場取引事業も減収となった。 

 個人向け事業やウェルスマネジメント事業などへの投資拡大を背景に、経費は小幅増加した。しかし、モイニハン最高経営責任者(CEO)は、2019年の経費は昨年から減少するとの見通しを示した。従来は2020年まで横ばいで推移すると予想していた。