写真・図版 7月17日、米IBMの第2・四半期決算は利益がアナリストの予想を上回った。写真はIBMのロゴ。バルセロナで2月に撮影(2019年 ロイター/Sergio Perez)

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 [17日 ロイター] - 米IBM<IBM.N>の第2・四半期決算は利益がアナリストの予想を上回った。利益率の高いクラウドコンピューティング事業の伸びが寄与した。

 決算を受け、同社株は引け後の時間外取引で4%上昇した。

 クラウド事業の売上高は5%増の48億ドル。ただ、ドル高が全体の売上高を約5億ドル押し下げたとしている。同社は米国外の事業が売上高の6割以上を占める。

 アナリティクスやサイバーセキュリティー、人工知能(AI)などを手掛けるクラウド・コグニティブ(認知)ソフト事業の売上高は3.2%増の56億5000万ドルで、リフィニティブIBESがまとめたアナリスト3人の予想54億9000万ドルを上回った。

 サポートサービスを担う最大の事業部門、グローバル・テクノロジー・サービス事業は売上高が6.7%減の68億4000万ドルと、アナリスト予想の69億2000万ドルを下回った。

 メインフレーム(汎用機)を含むシステム部門の売上高は19.5%減の17億5000万ドルだった。

 総売上高は4.2%減の191億6000万ドルで、アナリスト予想と一致した。

 ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)は、売上高の減少は、従来のハードウエア販売事業の不振が要因とみられると指摘した。

 純利益は25億ドル(1株当たり2.81ドル)で、前年同期の24億ドル(同2.61ドル)から増加した。

 調整後1株利益は3.17ドルで、市場予想の3.07ドルを上回った。

 2019年通期については、米ソフト大手レッドハットの買収の影響を除外して、調整後1株利益が少なくとも13.90ドルになるとの見通しを据え置いた。アナリスト予想に一致した。

 レッドハット買収の影響も含めた19年調整後利益の最新見通しは8月2日に公表する計画を明らかにした。