写真・図版 8月20日、中国の新たな1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)は4.25%に設定された。写真は中国人民銀行(中央銀行)。北京で2016年1月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

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 [上海 20日 ロイター] - 中国の新たな1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)<CNYLPR1Y=CFXS>は4.25%に設定された。これまでの4.31%を6ベーシスポイント(bp)下回る水準。

 中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借入コスト低下につながる金利改革を発表。LPRは銀行が個人や企業向け新規融資の金利を設定する際に、人民銀の1年物貸出金利に代わるベンチマークになるとした。

 新たなメカニズムに基づくLPRの公表は今回が初めて。

 1年物LPRは人民銀の1年物貸出金利を10bp下回った。

 新たな5年物LPRは4.85%に設定された。5年物貸出金利の4.90%を下回った。

 新たなLPRは中期貸出ファシリティー(MLF)の金利に連動することから、MLF金利の動向に注目が集まっている。

 一部の市場参加者は、LPRの低下につながることから1年物MLF金利が引き下げられるとみている。

 キャピタル・エコノミクスの中国担当シニアエコノミスト、ジュリアン・エバンス・ブリチャード氏はリサーチノートで、今回公表されたLPRについて「銀行に貸出金利の小幅な引き下げを促す見込みだが、経済活動への影響はわずかなものにとどまるだろう」と指摘。

 「人民銀がLPRをさらに押し下げたいのであれば、銀行の調達コストを下げるためにMLF金利を引き下げるなど他の措置を取る必要がある」と語った。

 *内容を追加しました。