写真・図版オランダ議会は11日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁宛てに書簡を送り、ECBが検討しているとされる金利の階層化に反対する姿勢を示した。写真はフランクフルトのECB本部。7月撮影(2019年 ロイター/Ralph Orlowski)

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 [アムステルダム 11日 ロイター] - オランダ議会は11日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁宛てに書簡を送り、ECBが検討しているとされる金利の階層化に反対する姿勢を示した。

 ECBは12日の理事会で利下げを決定するとの見方が大勢となっているが、このほかにマイナス金利政策の負の影響緩和、金利階層化の導入なども検討しているとみられている。 

 オランダ議会は、いかなる政治的な圧力も中央銀行は受けないとの通例に反してECBに書簡を送付。オランダ議会はこのほど、銀行に対し「階層化」された金利を提供することはマイナス金利で投資を行うことを余儀なくされている年金基金に対し不公平となるとの決議を採択したが、ドラギ総裁宛ての書簡にこの決議文の英訳が添付された。 

 この決議文の作成に関わったPieter Omtzigt議員はロイターに対し、ECBによる金利階層化で南欧諸国が恩恵を受ける一方で、オランダの年金生活者は犠牲になると指摘。「ECBのマイナス金利政策でオランダの年金生活者が不釣り合いな打撃を受ける」と述べた。