写真・図版 8月12日、JFEホールディングスは、2021年3月期(国際会計基準)の連結事業損益が1000億円の赤字(前期は378億円の黒字)になるとの見通しを発表した。写真は川崎市の京浜工業地帯で2013年1月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

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 [東京 12日 ロイター] - JFEホールディングス<5411.T>は12日、2021年3月期(国際会計基準)の連結事業損益が1000億円の赤字(前期は378億円の黒字)になるとの見通しを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、自動車などで鋼材需要が減少した。ただ、4―6月期が底と見ており、7―9月期以降回復。来期には鉄鋼事業の黒字化を見込んでいる。 

 21年3月期の純損益は1000億円の赤字予想。リフィニティブがまとめたアナリスト9人の予想の平均は676億円の赤字で、会社予想はこれを下回った。同社は、5月時点での通期見通しの開示を見送っていた。

 前期20円だった中間配当はゼロとし、期末配当は、下期以降の儒教を見極めて判断するとした。

 赤字の最大の要因は、新型コロナによる鋼材需要の減少。今期の単独粗鋼生産は2200万トン程度で、前期の2673万トンから大きく減少する。

 ただ、上期の1000万トンに対し、下期は1200万トンに回復するとみている。鋼材需要は、4―6月期を底に、自動車の回復や土木分野の季節的要因により、7―9月期以降の増加を見込んでいるという。柿木厚司社長は、現在一時休止している西日本製鉄所福山地区の高炉について「再稼働を検討する。8月下旬までに結論を出し、動かすとなれば送風を開始し、再稼働は10月になる」と述べた。

 セグメント損益を見ると、鉄鋼事業は上期1450億円の赤字だが、下期はゼロ。柿木社長は「21年度には必ず黒字化を達成する」とし、500―600億円規模での黒字化を目指す考えを示した。

 4―6月期の連結売上収益は前年同期比19.8%減の7439億円、事業損益は472億円の赤字(前年同期は307億円の黒字)、純損益は391億円の赤字(同197億円の黒字)だった。

 *内容を追加します

 

 (清水律子)