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 [アムステルダム 12日 ロイター] - オランダの銀行大手ABNアムロ<ABNd.AS>は12日、大規模な事業再編の一環で、貿易金融およびコモディティー金融事業から撤退すると発表した。これに伴い800人を削減する可能性がある。

 法人銀行部門では、クリアリング事業を除いて、米国、アジア、オーストラリア、ブラジルの各市場から撤退し、北欧・西欧市場に回帰する方針。 

 こうした事業再編は、法人部門の顧客向け貸し付けの約45%、180億ユーロ(210億ドル)相当に影響する。 

 同行はオフショアエネルギー市場で多額の損失を被ったことを受け、これまでにも法人銀行部門での収益力向上とリスク削減に向けた方策を講じてきた。ロバート・スワーク最高経営責任者(CEO)は「規模を追求できるセグメントで顧客に奉仕していく。つまり、オランダや北欧・西欧市場での投資や成長に焦点を当てる」と延べた。 

 BNPパリバ<BNPP.PA>など他の欧州金融大手もエネルギー関連事業で損失を計上し、事業の見直しに着手している。 

 ABNアムロは第2・四半期決算に500万ユーロの純損失を計上。アナリスト予想の4600万ユーロの赤字は上回った。前年同期は6億9300万ユーロの黒字だった。

 2020年上半期の法人銀行部門の引当金は14億ユーロに拡大。前年同期は1億2800万ユーロだった。石油・ガス事業への貸し出しの焦げ付きが響いた。