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 [フランクフルト 21日 ロイター] - 独連邦銀行(中央銀行)は21日、欧州中央銀行(ECB)はユーロ相場を動かす意図はないとしているものの、ECBの政策、および政策の伝達でユーロ相場が大きく影響を受けていることを示す報告書を公表した。

 独連銀は報告書で、ユーロの対ドル相場を含め、ECBの為替相場に対する影響は大きく、金融危機以降、その影響力が増大していることが示唆されていると指摘。

 特にECBの政策が長期金利の低下につながった時に影響力が最も大きくなるとし、ECBは独5年債利回りを10ベーシスポイント(bp)引き下げるだけで、ユーロの対ドル、対円、対英ポンド相場を0.70%引き下げられる力を持っていると試算。「ECBが金融政策を伝達する際、為替相場に及ぼす可能性のある影響を考慮する必要があることを示している」とした。

 独連銀はこれとは別に発表した月報で、新規受注が減速し、サービス部門が新型コロナウイルス感染拡大抑制策の影響を引き続き受ける中、ドイツの景気回復は年末にかけて失速するとの見方を表明。「年内は回復は継続するが、失速する恐れがある」とした。