写真・図版米国株式市場は続伸し、ダウ工業株30種は358ドル高で取引を終えた。ハイテク株への買いが続いたことで、相場が全般的に押し上げられた。写真は21日、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2020年 ロイター/Andrew Kelly)

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 [25日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、ダウ工業株30種<.DJI>は358ドル高で取引を終えた。ハイテク株への買いが続いたことで、相場が全般的に押し上げられた。一方、週間ではダウ平均とS&P総合500種指数<.SPX>がそろって4週連続で値下がりし、値下がり期間としては昨年8月以降で最長となった。

 ナスダック総合指数<.IXIC>の調整局面入り以降、売りがきつかった銘柄を買い戻す動きが見られる。S&P500も今週、一時的に調整局面入りした。ナスダックは週間で4週ぶりに値上がりに転じた。年初来では22%高。S&P500は年初来で約2%高。

 OANDA(ニューヨーク)のシニア市場ストラテジスト、エドワード・モヤ氏は「安値拾いの買いが見られる」とした上で「大型ハイテク銘柄に修正の動きが出ても、投資家はなお米国株を保有したいと考えている。現実として来年、株式相場はさらに上昇すると予想され、ハイテク株が引き続きけん引役となるだろう」と述べた。

 アップル<AAPL.O>、マイクロソフト<MSFT.O>、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>、フェイスブック<FB.O>、エヌビディア<NVDA.O>は軒並み2%強値上がりした。

 一方、新型コロナウイルス経済対策を巡る不透明感から、投資家の不安も強まっており、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数)<.VIX>は高止まりしている。この日は7.68%低下。

 BMOグローバル・アセット・マネジメント(シカゴ)のポートフォリオマネジャー、マイク・ダウドール氏は「経済は夏にかけて素晴らしい回復を見せていたが、秋に入ってからは、特に景気対策の多くが先細りし始めていることから、わずかながら脆弱さが増している」と述べた。

 航空機大手ボーイング<BA.N>は6.8%高。米連邦航空局(FAA)のディクソン長官が来週、自ら737MAX型機の評価飛行を行うことになった。また欧州航空安全局(EASA)は、11月中に同機の運航再開を承認する可能性があると明かした。

 会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール<COST.O>は1.27%安。第4・四半期(8月30日終了)決算は、売上高と実質1株利益が市場予想を上回ったものの、新型コロナウイルスなどに関連して多額の経費を計上した。

 バイオ医薬品のノババックス<NVAX.O>は10.9%高。英国で新型コロナワクチン候補の後期臨床試験(治験)を開始した。

 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.30対1の比率で上回った。ナスダックでは2.94対1で値上がり銘柄数が多かった。

 米取引所の合算出来高は88億9000万株。