写真・図版3月3日、上海外国為替市場の人民元相場は下落したものの、安定化の兆候も見られた。北京で昨年5月撮影(2014年 ロイター/Petar Kujundzic)

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 [上海 3日 ロイター] - 3日の上海外国為替市場の人民元相場は下落したものの、安定化の兆候も見られた。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の対米ドル基準値を1ドル=6.1190元と、前営業日に比べて元高・ドル安の水準に設定した。ドル指数が前週末2月28日に下落したことが反映されたとみられる。

 上海の外資系銀行のあるディーラーは「中国の大手国有銀行は引き続き、6.15元近辺でドルを購入している」と指摘。「これは人民銀行が当面、元のロングポジション保有を妨げようとする姿勢を続けていることを示唆するものだ」との見方を示した。

 ただし、「これら国有銀行が先週ほど積極的に動いていない兆候があり、元相場はこの日、比較的安定する可能性がある」と付け加えた。

 人民元は正午ごろの時点で1ドル=6.1479元と、前週末終値比0.05%下落した。