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ドル90円付近、浜田内閣官房参与の発言で急伸

:1月18日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の90円ちょうど付近。2010年9月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)1月18日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の90円ちょうど付近。2010年9月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 18日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の90円ちょうど付近。浜田宏一内閣官房参与が「95円または100円への円安進行は懸念する必要ない」などと述べると、90.21円まで急伸し、2年7カ月ぶりの高値を付けた。

 <今度は浜田参与の発言に反応>

 午後、浜田内閣官房参与の発言が伝わると、ドル/円は89.85円付近から90.21円まで急伸し、2010年6月23日以来の高値を付けた。

 浜田宏一内閣官房参与(米エール大名誉教授)は18日午後、日本外国特派員協会で講演。「マネーの過剰供給がインフレをもたらすリスクは常にあるが、日本で著しいインフレを現時点で想定する根拠はない」、「95円または100円への円安進行は懸念する必要ない」「1ドル=110円を超える円安は心配すべき」などと述べた。

 15日以降、甘利明経済再生担当相や自民党の石破茂幹事長による円安警戒発言でドル/円は調整局面に入ったが、両氏が発言を「修正」したことでドル/円は上昇基調に復帰。前日のニューヨーク市場で90円を一時回復して迎えたこの日の東京市場では、浜田参与が95円、100円という具体的な水準を挙げて「懸念する必要はない」としたため、ドル/円を再度の上値追いに駆り立てた。

 しかし、ドル/円はまもなく伸び悩み、一時89.82円まで下げた。午前にドル/円が下落する場面でドル買いに動いた向きの利益確定のドル売り/円買いが早くも流入、上値を抑えた。

 大手信託銀行の関係者は、来週の日銀金融政策決定会合に向けてドル/円にはもう一段の上げ余地があるとみている。しかし、実際に上がるかどうかは「難しいところだ」と話した。この日は、21日の米休場を控えてポジション調整の動きが出やすいとみている。なお、この日は実需の動きは目立たず、短期筋が取引を主導しているという。

 <上昇ピッチは緩和か>

 ドル/円が90円の大台を超えてきたことで、目先は上昇ピッチが和らぐとの見方が出ている。シティバンク銀行・個人金融部門の尾河真樹シニアFXマーケットアナリストは「甘利明経済再生担当相が90円に迫る場面で円安警戒発言をしたことで90円台ではやれやれ売りや実需の売りが出やすく、ここから先は、どんどん上昇がペースアップしてゆく感じではない」と話した。

 ただ、ドル/円が16日にかけて調整した際、短期的な重要ポイントだった日足一目均衡表の転換線(16日時点で88.24円)の水準を16日のニューヨーク市場の引け値ベースでは上回って反発してきたため、「基調としては強い。まだドルを買えていない雰囲気があり、下は下で買いが待っている」という。

 尾河氏は、来週の日銀金融政策決定会合でサプライズがなく、事前報道の範囲内であれば、いったん利食いが出そうだが、87円後半あたりでは下げ止まると予想。その後は、2月半ばにかけて日銀の正副総裁人事に関する期待が盛り上がるほか、米国でも良好な経済指標が続いているので、ドル/円は売りに押される場面を経ながらも、90円を超えて91円、92円という方向を目指してゆくとみている。

 (ロイターニュース 和田崇彦)

 ドル/円     ユーロ/ドル    ユーロ/円

 午後3時現在  89.99/01  1.3380/84  120.41/45

 正午現在    89.82/84  1.3366/70  120.06/10

 午前9時現在  89.81/83  1.3372/76  120.10/14

 NY午後5時  89.86/88  1.3377/79  120.17/21

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