[東京 2日 ロイター] 内閣府は消費増税3%引き上げを前提とした成長率見通しを公表、13年度は2.8%の高成長の後、14年度も1%のプラス成長となる見通しを示した。
消費増税による景気の落ち込みは限定的との見方を示し、民間予測より高めの予想となっている。
13年度については従来の政府経済見通しの2.5%成長を2.8%に上方修正した。個人消費や住宅投資、輸出の伸びが予想を上回ったため。ただ民間企業設備は回復の時期が想定より遅れたことなどから下方修正となった。消費者物価指数(総合は)はプラス0.5%で従来通り。GDPデフレータは円安による輸入物価の上昇が押し下げ要因となりマイナス0.2%に下方修正となった。名目成長率は2.6%と実質を下回り、名実逆転は解消されないとしている。
14年度は1%成長を予想。増税後でもプラス成長が可能と試算している。
気をつけなければならないのは、増税前の駆け込み需要もあり、1─3月は相当高い成長率が予想されるため、14年度はその分スタート台がゲタをはいてかさ上げされるという点。実際の14年度を通しての成長がほぼゼロでもプラス成長は達成できる。
それでも、民間調査機関の予測を集計したフォーキャスト調査では14年度平均成長率は0.6%程度となっており、内閣府の見通しはそれより高め。増税による落ち込みは限定的とみていることがうかがえる。
14年度は消費増税の影響を除いたベースで消費者物価(総合)は1.2%の上昇、GDPデフレータも0.7%とプラス転換を見込む。このため、名目成長率は3.1%と実質を大きく上回ることになる。