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紀州紙は経営統合好感と利益確定売りが交錯しもみ合う

2009年3月30日10時4分

 紀州製紙(3882)は、28円安の87円と5営業日ぶりに急反落している。前週末27日後場取引時間中に北越製紙(3865)との経営統合が観測報道されて急伸、14時01分に情報確認のために売買が停止され、この日売買が再開されたが、27日大引け後に発表された北越紙との経営統合を評価する買い物と株式交換比率に失望した利益確定売りが交錯しもみ合いとなっている。両社の経営統合は、株式交換方式により北越紙が紀州紙を完全子会社化することにより実施される。チラシ用紙などの特殊紙で高シェアを保有する紀州紙と、洋紙、白板紙、特殊紙を3本柱に展開している北越紙が、需要の減少に対応して事業の再構築を含めた効率化、製品ラインアプの充実に向けシナジー効果の早期実現を図ることを目的に経営統合するもので、業界再編の進むなか業界第6位の第3のグループとして浮上することになる。株式交換は、紀州紙の6月23日の承認株主総会を経て、10月1日を効力発生日としており、その前の9月25日に同社株は上場廃止になる予定となっている。株式交換比率は、紀州紙株式1株に北越紙が保有する自社株式0.195株を割当交付するが、同交換比率換算では紀州紙の株価が、両社の前週末終値現在で28円上サヤになると計算されて利益確定売りが先行している。なお北越紙も、12円安の441円と7営業日ぶりに反落している。

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