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朝日工業は利益確定売り先行も農業関連人気から下値買い妙味

2009年7月2日10時34分

 朝日工業(5456・JQ)は、8500円安の20万2500円と3日続落し、6月29日につけた年初来高値23万円から利益確定売り先行となっている。今3月期業績を前期の過去最高業績から大幅減益転換と予想したことで下値を探り、下げ過ぎに農業関連の割安株買いが上乗せしていた。上値フシとして意識される昨年8月高値24万9000円接近で上げ一服となっているが、下値買い妙味が膨らもう。同社は、電炉事業、肥料事業を経営の2本柱とし環境事業にも展開しているが、業績は鉄鋼需要や原料の鉄スクラップ価格の動向などが大きく影響、前期業績は当初、鉄スクラップ価格の上昇懸念で連続減益が予想されていた。しかし7月以降にスクラップ価格が急落し、同じく7月の肥料価格値上げを前に駆け込み需要が拡大したことで上方修正されて増益転換、純利益は34億9900万円(前々期比2.2倍)と2期ぶりに過去最高を更新、配当も特別配当上乗せで7000円(前々期実績5500円)に増配された。今期業績は、鉄鋼需要の製造・販売数量減少、販売価格低下も避けられないとして減益転換、純利益は13億円(前期比62%減)、配当も6500円と予想している。株価は、今期の減益転換・減配予想で14万円で下値を再確認し、下げ過ぎ訂正で6割高した。黄化葉巻病耐性の大玉トマト「アニモ」の拡販などから農業関連人気を高め、 なおPERは11倍台と割り負けており、目先売り一巡後は20万円処を下値として訂正高が期待される。

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