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ノリタケがしっかり、相次ぐ世界名門食器の破綻でチャンス到来か

2009年8月6日11時19分

 高級織機のノリタケカンパニーリミテド(5331)が、前日と変わらずの319円としっかり。4円安の315円まで下げて2円高の321円と買われている。優良銘柄の多くが年初来高値を更新する仲で、同社株は年初1月9日の高値372円から15%も下に置かれたまま。4日発表の4〜6月期は前年同期に比べ売上が39.7%減と4割近くも減った。このため、営業損益では14億8300万円の赤字(前年同期25億6600万円の利益)という不振。4〜9月期(中間期)で28億円の赤字、今3月期も30億円の赤字見通し。前期2円減配して年7円とした配当は、今期については「未定」。「名門ノリタケがどうなったのか」との疑問の声だが、高級食器の不振は同社に限ったことではない。昨年、アメリカホワイトハウスの公式晩餐会を彩ってきた「レノックス」が破綻、イギリスの名門「ロイヤル・ウースター・スポート」、さらに今年に入って「ウォーターフォード・ウエッジウッド」が破綻した。こうした、相次ぐ世界の高級食器メーカーの経営行き詰まりは、世界的な不況と生活習慣の変化が挙げられている。こうした流れの中に同社も置かれているということだ。日本ではかつては結婚式の引き出物は高級食器と決まっていたが陰をひそめた。また、最近の消費者の百貨店離れも響いている。「今3月期の赤字は株価には織り込んでいるとみていい。しかし、ポイントは来期の回復がどの程度になるか。GMとトヨタの関係のように、世界名門食器メーカーの破綻で同社が伸びることができるかも見所」(中堅証券)。

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