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 [21日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落。ドル安ポンド高に伴い、国際的に事業を展開する輸出銘柄が売られた。決算が嫌気された資源大手BHPビリトン<BLT.L>も相場の重しとなった。

 米国のトランプ大統領がロイターのインタビューで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ政策を批判したことでドルが下落し、ポンドが値を上げた。トランプ氏はまた、米中通商協議で大した進展は見込んでいないと述べ、貿易摩擦に終止符を打つ「期限はない」とし、両国間の通商協議への期待をくじいた。

 ドル安が進む中、国際的に事業を展開する輸出銘柄が売られた。英蘭系日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>と酒造大手ディアジオ<DGE.L>、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>は0.7%から2.4%下落した。

 BHPビリトンは2.1%安だった。通期利益は33%増となったものの費用増加や貿易摩擦の影響が不安視された。

 ロンドン株式市場:[.LJP]

 <欧州株式市場> 小幅続伸。米中通商協議を翌日に控え、投資家らは慎重ながら楽観的な見方を示した。

 市場は通商協議によって両国間の貿易摩擦がいくぶん和らぐことを期待しているが、トランプ米大統領がインタビューで、あまり進展はないだろうと発言したことで、慎重な姿勢を保っている。

 大半の部門が値上がりした。中でもSTOXX欧州600種石油・ガス株指数<.SXEP>は0.82%上昇し、部門別で最も好調だった。米国がイランに科す経済制裁の影響でイラン産原油の供給が減るとの見方から原油が1週間ぶりの高値を付けたことが買い材料だった。

 油田サービス会社のウッド・グループ<WG.L>は7.7%高だった。上半期利益が市場予想の上限に迫ったことが好感された。

 イタリアの石油サービス会社サイペム<SPMI.MI>は7.0%値を上げた。米石油大手エクソンモービル<XOM.N>から契約を獲得したことが材料視された。

 欧州株式市場:[.FJ]

 <ユーロ圏債券> イタリア国債価格が上昇。ムーディーズが同国格付けの見直し期限を延長すると発表したことが一部投資家の安心感を誘った。

 ムーディーズは期限延長の理由について「イタリアの財政や改革の動向を見極めるため」と説明した。ムーディーズはこれまで、イタリアのソブリン格付け「Baa2」を引き下げ方向で見直すとの方針を明らかにしている。

 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は8ベーシスポイント(bp)低下し2.96%。8月10日以来の3%割れとなった。週初からは16bp低下している。

 イタリア国債とドイツ国債の利回り格差<DE10IT10=TWEB>は12bp縮小し263bp。米中貿易協議への期待がリスク選好を高めている。

 ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]