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 [5日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。原油安に伴いエネルギー株が売られ、全体を押し下げた。

 石油大手BP<BP.L>とロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>はともに1%超の値下がりとなった。

 一方、住宅建設のバークレー・グループ<BKGH.L>は0.8%上昇した。来年に予定されている英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感から国内の住宅市場は弱含んでいるとしながらも、ロンドンの住宅価格と需要は持ちこたえているとの見方を示したことが好感された。

 通期決算で税引き前利益が9%増加した同業のバラット・デベロップメンツ<BDEV.L>は1.8%値を上げた。

 中型株で構成するFTSE250種<.FTMC>ではブックメーカー(賭け業者)のウィリアム・ヒル<WMH.L>が4.8%高となった。米カジノ経営のエルドラド・リゾーツ<ERI.O>とスポーツ賭博事業における25年契約を結んだことが好感された。米市場における事業提携はここ1カ月超で3件目。

 <欧州株式市場> 続落して取引を終えた。貿易摩擦や新興国通貨への不安が高まる中、リスク志向が弱まった。

 ドイツの医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>は1.7%下落した。第2・四半期のコア利益が市場予想を下回る3.9%増にとどまったことが嫌気された。

 デンマークの救命機器メーカー、アンブ<AMBUb.CO>は11.3%急落し、STOXX欧州600種指数<.STOXX>で最も大幅安となった。ある株主が保有株を売却したとの報道が売り材料となった。

 部門別ではテクノロジー株指数<.SX8P>が3.04%低下し、最も軟調だった。個別銘柄では金融機関を対象にソフトウェアを提供するテメノス<TEMN.S>が11.3%下落。ジェフリーズはこの日よりテメノスの投資判断を開始。利幅動向は今後、期待外れの展開となるだろうとの見方を示した上で投資判断を「アンダーパフォーム」とした。

 一方、イタリアの銀行株は好調だった。イタリアのサルビーニ副首相が、2019年度予算案について、欧州連合(EU)の予算規制に配慮するようにすると発言したことでイタリア政局に対する不安が和らいだ。イタリアの銀行は、国債の保有高が多いため、国内の政治リスクを量る基準とみなされている。

 <ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが約1カ月ぶりの水準に低下。イタリア連立政権が、予算交渉を巡り欧州連合(EU)の財政規律を尊重する姿勢を示していることを受けた。

 ディマイオ副首相は5日、2019年度予算が「勇気ある」内容になるが、秩序ある収支を維持すると述べた。

 またサルビーニ副首相は地元紙に、長期の政権運営を望むなら、「公共財政を破壊することはできない」と語った。

 サルビーニ氏はこの日、ディマイオ氏とコンテ首相と会い、10月半ばに公表予定の予算案について協議した。

 こうした中、イタリア国債は短期・長期とも利回りが10ベーシスポイント(bp)超低下。10年債利回り<IT10YT=RR>は2.87%と、約1カ月ぶりの低水準を付けた。

 独・イタリア10年債利回り格差<DE10IT1O=RR>も248bp付近まで縮小し、約1カ月ぶりの水準となった。この2営業日で30bp縮小している。

 イタリア5年債利回り<IT5YT=RR>は一時20bp低下し、2.09%を付けた。

 このほか、ドイツ10年債利回り<DE10YT=RR>は4bp上昇し、約1週間ぶりに0.40%を付けた。