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 [11日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。米中貿易摩擦が不安視されドル安ポンド高が進む中、国際的に事業を展開しドルで収益を得る銘柄が売られた。

 生活必需品銘柄がFTSE100種の最大の押し下げ要因だった。酒造大手ディアジオ<DGE.L>とブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>、たばこのインペリアル・ブランズ<IMB.L>は0.3%から3.3%下落した。

 米国の不当廉売関税を巡る世界貿易機関(WTO)の判断を同国が遵守していないとし中国が米国に対して制裁を科す承認をWTOに要請することが分かった。最近の米中貿易摩擦とは関係がないものの、通商政策に左右されやすい鉱業銘柄の値下がりが目立った。チリ産銅大手アントファガスタ<ANTO.L>と資源大手BHPビリトン<BLT.L>、金・銀生産のフレスニロ<FRES.L>は0.7%から2.3%下落した。

 中小株では、スポーツウエアのJDスポーツ・ファッション<JD.L>が6.5%上昇した。海外事業の成長から上半期利益が19%近く伸びたことが買い材料だった。

 ロンドン株式市場:[.LJP]

 <欧州株式市場> まちまちで取引を終えた。中国が世界貿易機関(WTO)に対し、米国に制裁を科すことを求める方針であることが明らかになり、米中貿易摩擦が懸念された。

 STOXX欧州600種自動車・部品株指数<.SXAP>と資源株指数<.SXPP>はともに約1%低下した。輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は0.13%低下した。

 一方、スポーツ機器メーカーのアメアスポーツ<AMEAS.HE>は18.8%急騰した。買収提案を受けたとの報道が好感された。報道後アメアスポーツは、中国のスポーツ用品メーカー、安踏体育用品(ANTAスポーツ)とプライベートエクイティー企業のファウンテンヴェストが46億ユーロ(53億ドル)の買収提案を持ちかけたと発表したが、その前に取引は停止された。

 底堅い決算を発表した建機レンタルのアシュテッド<AHT.L>と投資会社のパートナーズ・グループ・ホールディング<PGHN.S>は5.2%と5.7%それぞれ上昇した。

 欧州株式市場:[.FJ]

 <ユーロ圏債券> ドイツ国債利回りが上昇し、5週間ぶりの高水準を付けた。米国債利回りの上昇につられたほか、ブレグジット(英国の欧州連合離脱)やイタリア財政を巡る思惑からリスク選好が上向いた。

 ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は3ベーシスポイント(bp)強上昇し0.44%。米国市場では大量の債券発行に伴い利回りが上昇し、10年債利回り<US10YT=RR>が1カ月ぶりの高水準を付けたほか、3年債利回り<US3YT=RR>は2.816%と、約10年ぶりの水準に上昇した。

 イタリア国債利回りは7営業日ぶりに上昇。各銘柄とも1ー3bp上昇した。財政規律に関する政治家らの発言を背景に、国債価格は8月末以降、値上がりが続いており、この日は一部利食い売りが出た可能性がある。イタリア財務省は13日、最大77億5000万ユーロ(90億ドル)規模の国債入札を行う。

 ブレグジットに関しては、欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が10日、双方の交渉官が現実的になれば、向こう6─8週間で合意にこぎつけられるとの見方を示した。発言を受けリスク選好が上向き、安全資産とされる国債への買いが後退した。

 13日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、10月から月額の債券買い入れ額を150億ユーロ(174億ドル)に半減する方針が確認されるものとみられる。

 ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]