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 [12日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。たばこ銘柄が買われたほか、原油高に伴い石油株も値を上げた。

 米原油在庫が予想以上に落ち込んだほか、米国の制裁に伴いイラン産原油の供給が減るとの懸念から、北海ブレント先物が1バレル=80ドルまで値を上げた。原油高を受け石油大手BP<BP.L>とロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は1.6%と1.0%それぞれ上昇した。

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>とたばこのインペリアル・ブランズ<IMB.L>は5.9%と3.2%それぞれ上昇した。米食品医薬品局(FDA)はこの日、若年層における電子たばこの使用がまん延しているとし、米国での味付き電子たばこの販売を禁止することを検討していると述べた。電子たばこの子供向けの販売やマーケティングにおける規制強化の一環として数々の措置を公表した。取り締まり内容が予想ほど厳しくなかったことから、たばこ銘柄に対する買い安心感が広がった。

 一方、エネルギー供給で国内2位のスコティッシュ・アンド・サザン・エナジー(SSE)<SSE.L>は8.3%下落し、2011年2月以来の安値をつけた。温暖な気候と、ガソリン価格の高止まりで上半期利益が半減するとの見通しを示したことが嫌気された。これを受け公益事業銘柄が全般的に値を下げた。

 中型株では家具・インテリア小売りのダネルム<DNLM.L>が11.9%急騰した。損失を出していたインターネット事業を統合するにあたり890万ポンドの費用がかかったにもかかわらず、通期利益が横ばいにとどまったことで買い安心感が広がった。

 同じく中型株で、建設のガリフォード・トライ<GFRD.L>は10.5%急騰。通期の税引き前利益が145%増加したことが好感された。2021年までの戦略的目標を達成する見込みだとの発言も買い材料だった。

 ロンドン株式市場:[.LJP]

 <欧州株式市場> 上昇して取引を終えた。石油株と鉱業株が買われ全体水準を押し上げた。

 STOXX欧州600種石油・ガス株指数<.SXEP>は1.62%上昇した。米原油在庫が減少したほか、米国の対イラン制裁が意識され、原油供給が減るとの不安から北海ブレント先物が1バレル=80ドルまで値を上げたことが背景。

 資源株指数<.SXPP>は1.32%上昇した。

 RBCのストラジストらは「貿易摩擦や、それによってアジア市場が鈍化するとの見方は売り材料となりやすいが、多くのリスクは現段階で織り込み済みだ」と述べる。

 ベルギーのバイオ企業、ガラパゴス<GLPG.AS>は17.6%急騰した。関節リウマチ治療薬「フィルゴチニブ」が臨床試験で良い結果を得られたことが買い材料だった。

 イタリアの高級ブランド、サルバトーレ・フェラガモ<SFER.MI>は4.1%上昇した。合併・買収(M&A)の憶測が買い材料だった。その後、同社の広報担当は株式売却に関心がないと語った。

 スイスのチョコレートメーカー、バリーカレボー<BARN.S>は6.9%上昇した。UBSが投資判断を「売り」から「ニュートラル」に引き上げたことが好感された。

 欧州株式市場:[.FJ]

 <ユーロ圏債券> イタリアの2019年予算を巡って連立政権内の緊張状態を示す新たな兆候を嫌気して、国債利回りが上昇した。

 連立与党の「五つ星運動」は、トリア経済・財務相が選挙公約の最低所得保障向け支出100億ユーロ(116億3000万ドル)を承認しなければ、同氏の辞任を求める構えだと、ANSA通信が報じた。

 五つ星運動は報道を否定したが、国債利回りは上昇。財政見通しを巡る投資家の懸念が根強いことをうかがわせた。

 INGのシニア金利ストラテジストは、市場はなお神経質で今後数週間、ニュースをにらみながらの取引になりそうだと見通した。

 2年債と5年債の利回り<IT2YT=RR> <IT5YT=RR>がそれぞれ約6ベーシスポイント(bp)上昇した。10年債利回り<IT10YT=RR>は2.5bp上がって2.80%。前日は6週間ぶり低水準(2.70%前後)を付けていた。

 ドイツ10年債との利回り差<DE10IT10=RR>は早い時間帯の約230bpから240bpに拡大した。

 イタリア以外では、域内10年債利回りの大半が1─2bp低下した<PT10YT=RR>, <DE10YT=RR>, <AT10YT=RR>。

 ポルトガルの債券入札が順調な結果となり、周辺国債券を巡る地合いを押し上げたが、イタリアに関しては13日の入札が判断材料となりそうだ。

 ラボバンクの金利部門トップは「ポルトガルの入札が前向きな結果で追い風となったが、(13日の)欧州中央銀行(ECB)理事会に市場の関心が集まる中、動きは限られた」と話した。

 ドイツ10年債利回りは2bp低下して0.42%。11日には約5週間ぶりの高水準を記録していた。

 ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]