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 [2日 ロイター] - 

 <為替> 景気回復を巡る楽観的な見方を背景にリスク選好が引き続き改善した。円は対ドルで下落し7週間ぶり安値を付けたほか、豪ドルなどが値上がりした。

 円は対ドル<JPY=><JPYX1=>で1.06%安の108.72円。4月9日以来の安値。

 ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.15%安の97.73。一時97.43と3月13日以来の安値を付けた。

 一方、豪ドル<AUD=D4> <AUD=>は1.27%高の0.6883ドル。一時、1月20日以来の高値となる0.6894ドルを付けた。豪中銀は2日、オフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.25%に据え置いた。新型コロナウイルス危機を受けて導入した規制が解除され、経済活動が再開する中、景気の落ち込みは当初の予想ほど深刻でない可能性があるとの認識を示した。[nL4N2DF1E7]

 ユーロ/ドル<EUR=>は0.27%高の1.1164ドル。一時1.1195ドルと3月16日以来の高値を付けた。4日の欧州中央銀行(ECB)理事会では追加刺激策が決定されるとみられている。

 ポンド/ドル<GBP=> <GBP=D3>は1.25ドルを超え1カ月ぶり高値。

 

 <債券> 長期国債利回りが上昇した。市場では新型コロナウイルス流行を受けた景気後退に対応するために国債発行が増えるとみられている。

 米10年債利回り<US10YT=RR>は1.8ベーシスポイント(bp)の0.6803%。

 5年債と30年債の利回り格差<US5US10=TWEB>は116bpと、2017年初め以来の水準に拡大した。アクション・エコノミクスのシニアエコノミストは利回り格差拡大について、大規模な景気刺激策の財源を調達するために今後も大規模な国債発行が続くという見方を反映していると指摘。「イールドカーブのスティープ化は株式の後押しにもなった」と述べた。

 2年債利回り<US2YT=RR>は1bp上昇の0.1682%。

 ケンブリッジ・トラストの債券ディレクターは、米連邦準備理事会(FRB)がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)などに踏み切るかに市場は注目していると述べた。

 

 <株式> 続伸し、ダウ平均株価<.DJI>は267ドル高で引けた。国内で広がる抗議デモや新型コロナウイルス流行を尻目に、景気回復期待が先行し、買いが優勢となった。

 ハイテク株のほか、金融株などの景気循環株の買いが膨らみ、上昇を主導。S&P500の主要11セクターは全てプラス圏で取引を終えた。

 米国では白人警官による黒人男性暴行死を巡る抗議デモが拡大し、トランプ大統領は暴動鎮圧に向けて軍投入も辞さない構えを示している。

 個別銘柄ではサウスウエスト航空<LUV.N>が2.6%高。新型コロナによる航空需要減の急回復が望めない中、従業員に早期退職割増金と有給の一時帰休を提示したことが材料視された。[nL4N2DF0ZZ]

 送金サービスのウエスタンユニオン<WU.N>は11.3%、同業マネーグラム・インターナショナル<MGI.O>は29.7%それぞれ急伸。ウエスタンユニオンはマネーグラムに買収案を提示した。

 一方、宝飾品大手ティファニー<TIF.N>は8.9%安。米市況の悪化から、仏高級ブランドLVMH<LVMH.PA>によるティファニー買収計画の実現が危ぶまれているとの報道が売り材料。

 市場参加者は5日発表の5月米雇用統計を注視。新型コロナ流行を受けたロックダウン(都市封鎖)措置による経済的影響の全容がより鮮明になる見通し。失業率は19.7%に悪化すると予想されている。

 

 <金先物> 利益確定の売りなどに押され、下落。中心限月8月物の清算値は前日比16.30ドル(0.93%)安の1オンス=1734.00ドル。

 白人警官による黒人暴行死事件をきっかけに全米に広がった抗議デモや、米中対立激化への懸念が高まる中、前日の金相場は一時1761.00ドルまで上昇。その後は1750ドルを挟んだ水準での取引が続き、ひとまず利益を確定する動きが活発化したもようだ。 また、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した経済活動を再開する動きが世界的に広がっており、安全資産とされる金塊の需要は鈍化。

 

 <米原油先物> 主要産油国による大幅減産の延長期待から、反発。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比1.37ドル(3.9%)高の1バレル=36.81ドルとなった。8月物は1.27ドル高の37.06ドルだった。

 石油輸出国機構(0PEC)の加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」が、6月末を期限とする日量970万バレルの減産を7月か8月まで続けることを検討していると報じられ、需給改善への期待が高まった。OPECプラスはオンライン会合を4日に開催するとみられている。OPECプラスは4月、5─6月に日量970万バレルを減産し、7月から年末までは、減産量を770万バレルに縮小することで合意していた。

 

 

 ドル/円 NY終値 108.66/108.69 <JPY21H=> 

 始値 107.75 <JPY=> 

 高値 108.76 

 安値 107.77 

 ユーロ/ドル NY終値 1.1169/1.1173 <EUR21H=> 

 始値 1.1168 <EUR=> 

 高値 1.1195 

 安値 1.1156 

 

 米東部時間 

 30年債(指標銘柄) 17時05分 94*06.50 1.4907% <US30YT=RR> 

 前営業日終値 95*01.00 1.4550% 

 10年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.00 0.6868% <US10YT=RR> 

 前営業日終値 99*20.50 0.6620% 

 5年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.75 0.3211% <US5YT=RR> 

 前営業日終値 99*23.75 0.3020% 

 2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.38 0.1663% <US2YT=RR> 

 前営業日終値 99*29.88 0.1580% 

 

 終値 前日比 % 

 ダウ工業株30種 25742.65 +267.63 +1.05 <.DJI> 

 前営業日終値 25475.02 

 ナスダック総合 9608.38 +56.33 +0.59 <.IXIC> 

 前営業日終値 9552.05 

 S&P総合500種 3080.82 +25.09 +0.82 <.SPX> 

 前営業日終値 3055.73 

 

 COMEX金 8月限 1734.0 ‐16.3 <GCv1><0#GC:> 

 前営業日終値 1750.3 

 COMEX銀 7月限 1826.0 ‐56.7 <SIv1><0#SI:> 

 前営業日終値 1882.7 

 北海ブレント 8月限 39.57 +1.25 <LCOc1><0#LCO:> 

 前営業日終値 38.32 

 米WTI先物 7月限 36.81 +1.37 <CLc1><0#CL:> 

 前営業日終値 35.44 

 CRB商品指数 134.1152 +1.7684 <.TRCCRB> 

 前営業日終値 132.3468