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 [21日 ロイター] - <為替> ドル売りが継続した。トランプ米大統領がロイターのインタビューでパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長を批判したことが引き続き材料となった。

 BNYメロンの国際戦略部ディレクター、サマジット・シャンカー氏は「FRBがトランプ氏の発言に耳を貸すかどうかの判断は時期尚早だが、ドルに強気な向きが利食い売りを出している」と述べた。

 資金が円やスイスフランに向かったこともドル売りにつながった。ドル/円<JPY=>は一時109.76円と6月27日以来の安値を付けたほか、ドル/スイスフラン<CHF=>は0.99フランと7月9日以来の水準に値下がりした。

 <債券> リスク選好度が上向くなか国債利回りが上昇した。市場では24日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演に引き続き注目が集まっている。

 米株式市場でS&P総合500種が過去最高値を更新。D・Aデビッドソン(シアトル)の債券トレーディング担当バイスプレジデント、メアリー・アン・ハーレー氏は「株価上昇を受け『リスクオン』相場になっている」と指摘。ただ「今週は24日のパウエル議長の講演が最大のイベントとなる」と述べた。 

 FRBの金融政策を巡っては、トランプ米大統領が前日、ロイターのインタビューに対し、パウエルFRB議長が利上げを継続する方針であることは「気に入らない」などと発言。これを受け、21日は年内にあと2回の利上げが実施されるとの観測がやや後退した。

 <株式> 上昇。S&P総合500種が過去最高値を更新し、これまでに記録した過去最長の強気相場に並んだ。米中通商協議への期待感が相場を支援したほか、好調な企業決算も追い風となった。

 S&P500種株価指数は一時2873.23をつけ、1月26日に記録した取引時間中の最高値(2872.87)を約7カ月ぶりに更新した。

 S&P500種株価指数の強気相場は3452日となり、過去最長記録(1990年11月━2000年3月)と並んだ。22日には過去最長記録を更新する可能性がある。

 米ディスカウント小売り大手TJX<TJX.N>が好決算を受けて上昇したことから、S&P一般消費財指数<.SPLRCD>は0.9%高。住宅建設大手トール・ブラザーズ<TOL.N>の予想を上回る決算を受けた上昇も住宅建設株を押し上げた。

 <金先物> 重要イベントを控えて様子見ムードが広がる中、ドル安を受けて買われ、小幅続伸した。

 ただ、ドルの先高観も完全には拭えない中、1200ドルの心理的な節目を超えると買いを入れる勢いは弱く、相場の上値は重かった。

 <米原油先物> 米国による対イラン制裁の再発動をにらんで買いが入り、4営業日続伸した。

 米政府は5月のイラン核合意離脱に基づき、11月5日からイラン産原油の輸入企業に制裁を科す方針。世界的な需給の引き締まり観測が相場を押し上げ、午前中には一時68.10ドルの高値を付けた。

 米エネルギー省は20日、10月1日から2カ月間、戦略石油備蓄(SPR)を1100万バレル放出すると発表、これが相場の上値を幾分抑えたもようだ。