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 [27日 ロイター] - <為替> ドルが下落し、4週間ぶり安値を付けた。米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の2国間協議で合意に達したとの発表を受け、リスク選好度が上昇し、安全資産としてのドル買いを巻き戻す動きとなった。

 米国とメキシコは争点だった自動車の原産地規則などで合意。カナダとの協議も近く再開される見通しとなっている。

 メキシコペソ<MXN=>とカナダドル<CAD=D3>はともに対ドルで上昇し、それぞれ0.8%高、0.5%高で推移した。 

 終盤の取引で、主要6通貨バスケットに対するドル指数<.DXY>は0.4%低下の94.768。

 ユーロ/ドル<EUR=>は一時4週間ぶりの高値となる1.1693ドルをつけた。その後は0.5%高の1.1677ドル近辺で取引された。

 <債券> 薄商いの中、国債利回りが上昇した。米国とメキシコがNAFTA再交渉の2国間協議で合意したことを受け、安全資産として保有されていた米国債に売りが出たことなどが背景。 

 この日は財務省が360億ドルの2年債入札を実施。今週は総額1040億ドルの国債入札が予定されていることもこの日の利回り上昇の一因ともなった。 

 MUFG証券アメリカ(ニューヨーク)の米国債トレーディング部門責任者、トーマス・ロス氏はこの日の動きについて「国債入札を前に売りが出る中、通商を巡る前向きなニュースがあった」と述べた。 

 夏相場で薄商いとなる中、2年債<US2YT=RR>利回りは約1ベーシスポイント(bp)上昇の2.645%、10年債<US10YT=RR>利回りは約2bp上昇の2.844%となっている。 

 2年債と10年債の利回り格差<US2US10=TWEB>は、前週24日にパウエルFRB議長が利上げを継続していくとの姿勢を示したことを受け、2007年以来の水準に縮小している。 

 <株式> 上昇。NAFTA再交渉で、米国とメキシコが2国間協議で合意に達したことが追い風となった。S&P総合500種指数<.SPX> とナスダック総合指数<.IXIC> はともに前週末に続き終値で最高値を更新したほか、ダウ平均株価<.DJI> も259ドル値上がりした。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は、初めて8000ポイントの節目を超えた。

 通商協議の行方に敏感に反応するボーイング<BA.N>やキャタピラー<CAT.N>が買われ、ボーイングは1.2%、キャタピラーは2.8%、それぞれ上昇した。

 メキシコに焦点を当てたiシェアーズMSCIメキシコETF<EWW.N>は2.1%高。

 S&P総合500種の11の主要セクター株価指数のうち、9セクターの株価指数が上昇した。S&P素材株<.SPLRCM>、S&P金融株<.SPSY>、S&P工業株<.SPLRCI>の上げが目立った。

 S&P公益事業株<.SPLRCU>と不動産株<.SPLRCREC>がマイナスで引けた。

 電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA.O>は1.1%安。一時の下げからはやや戻して引けた。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、株式非公開化の撤回を表明した。

 <金先物> ドル安進行に伴う割安感を受けた買いに小幅続伸した。中心限月12月物の清算値は前週末比2.70ドル(0.22%)高の1オンス=1216.00ドル。

 <米原油先物> ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感などを背景に買われ、小幅続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値は前週末比0.15ドル(0.22%)高の1バレル=68.87ドル。11月物は0.18ドル高の68.54ドルだった。

 *内容を追加しました。 

 

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