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 [11日 ロイター] - <為替> 主要6通貨に対するドル指数が小幅上昇。米中通商問題への懸念が再燃する中、ややドルが買われた。

 中国は、米国が反ダンピング(不当廉売)関税を巡る世界貿易機関(WTO)の勧告を順守していないとして、米国に年間70億ドル規模の制裁措置を科す承認をWTOに求める方針を示した。

 豪ドルは対ドル<AUD=D4>で0.16%安の0.71010ドル。一時2016年2月以来の安値を付けた。中国経済への悪影響がオーストラリアの輸出業者を直撃する恐れが懸念された。ニュージーランドドル<NZD=D4>も2年半ぶり安値の0.6507ドル近辺で推移。オフショア取引で人民元<CNH=>は対ドルで0.2%安の6.8673元と2週間半ぶり安値。

 主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.09%高の95.239。

 <債券> 国債利回りが上昇した。今週計1440億ドルの国債入札が行われる中、この日発表された7月の求人件数が最高水準となったことを受けた。

 米2年債利回り<US2YT=RR>は2008年7月以来の高水準を3営業日連続で更新し、2.752%を付けた。

 2010年以来の規模になったこの日の3年債入札では、応札倍率<9128284W7=>が2.68倍と、8月の2.65倍を上回ったが、平均の2.98倍はかなり下回った。

 終盤の取引で、10年債利回り<US10YT=RR>は2.981%と、前日付けた最も高い水準の2.950%から上昇。30年債利回り<US30YT=RR>も上昇し、3.127%だった。

 <株式> アップル<AAPL.O>が買われ、ハイテク株全体の上昇を主導した。エネルギー株も高い。原油相場が2%超上昇したことに追随した。

 アップルは2.5%高。12日に開催するイベントで「iPhone(アイフォーン)」の新機種を発表するとみられている。

 マイクロソフト<MSFT.O>が1.7%、フェイスブック<FB.O>が1.1%、それぞれ上昇したことも、ハイテク株<.SPLRCT>を押し上げた。

 原油高でエネルギー株<.SPNY>も買われ、エクソンモービル<XOM.N>は1.4%高、シェブロン<CVX.N>は0.5%高となった。

 「カテゴリー4」のハリケーン「フローレンス」は14日に米南東部に上陸すると予想され、ハリケーンの通過後に販売が伸びる可能性が見込まれる銘柄に買いが入った。ホーム・デポ<HD.N>は1.5%高、ロウズ<LOW.N>は1.6%高。建設資材関連株も好調だった。

 <金先物> ドル高・ユーロ安の一服感などを背景に買い戻しが入り、3営業日ぶりに反発した。 中心限月12月物の清算値は前日比2.40ドル(0.20%)高の1オンス=1202.20ドル。 

 <米原油先物> 米国によるイラン産原油の禁輸制裁発動をにらんだ世界的な供給逼迫懸念が強まる中、大幅に反発した。清算値ベースでのプラスは5営業日ぶり。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値は前日比1.71ドル(2.53%)高の1バレル=69.25ドル。11月物の清算値は1.63ドル高の69.04ドルだった。