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【株式・前引け】欧米株下落と高値警戒感から日経平均、TOPIXとも3日ぶり反落

2010年11月12日12時19分

 24日の東京株式市場前場は反落。日経平均株価は前日終値比80円14銭安の9781円32銭(下落率0.81%)と3日ぶりに下落、TOPIXも同5.46ポイント安の850.91と同じく3日ぶりの反落となった。

 このところの急激な株価上昇による高値警戒感の高まりから利益確定売りが出やすい地合いのうえ、前日の欧米株の下落に引きずられ安値圏での取引に終始した。ただ、世界的なカネ余りを背景に株式市場にも資金が流れ込みやすい中で、出遅れ感のある日本株の株高期待もあって、下げ幅を縮める場面もみられた。東証1部の出来高は概算で8億8735万株、売買代金は5887億円と、前日までの流れと同様に売買エネルギーは盛り上がりに欠ける。

 前日の米国株式市場は、主要3指標が下落。NYダウ工業株30種平均は前日比73.94ドル安の1万1283ドルで引けた。前日に市場予想を下回る業績予想を発表したシスコシステムズが売り込まれ、相場下落に響いた。欧州株もドイツを除いて軒並み下落。米CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均225先物の終値も、昨日の大証終値に対し15円安の9845円と軟調だった。

 本日の東京市場では寄り付き前の外資系証券経由の注文動向が、売り1830万株に対し買い2020万株と、差し引き190万株、3日連続の買い越しとなったものの、欧米株の下落を受けて日経平均は前日終値比51円安で寄り付いた。一方、日米欧の超金融緩和を背景にした世界的なカネ余りから株高期待が高まっているうえ、出遅れ感のある日本株に対する外国人投資家の物色もみられたことから押し目買いも入り、9時36分には同10円安まで戻す場面もあった。

 ただ、日経平均は過去7営業日に小幅反落を挟んで約700円も上昇。テクニカル指標でみても過熱感が高まっていることから利益確定売りが出て、その後は下落幅を拡大。10時59分には同83円安まで下げ、安値圏のままで前場の取引を終えた。

 業種別では、東証33業種のうち27業種が下落。騰落率ワーストはその他金融(2.17%下落)で、ガラス・土石製品(1.60%下落)、銀行(1.44%下落)、機械(1.20%下落)なども安い。一方、上昇は6業種。保険(0.37%上昇)が上昇率トップで、空運(0.33%上昇)、ゴム(0.22%上昇)、倉庫(同0.22%上昇)などが続く。

 東証1部を銘柄別に見ると、値上がりは518銘柄(全体の31.3%)、値下がりは929銘柄(同56.2%)、変わらずは204銘柄。個別では、ファーストリテイリングや京セラのほかメガバンクなど、このところ株価上昇が続いていた銘柄の反落が目立った。前日に業績予想を下方修正したディスコや大幸薬品も株価を下げている。

 一方で買われているのは、日立メディコによるTOB(株式公開買い付け)で上場廃止予定のアロカや、MBO(経営陣による企業買収)で上場廃止となる見込みのコンビ。TOBやMBO価格にサヤ寄せする格好で値を上げている。前日に発表した10年1〜9月期決算を受けて、通期業績予想の上方修正期待が高まっている三井海洋開発も高い。

 歴史的な高値に近づいていた円ドル相場も、足元で1ドル82円台前半まで円安方向に戻っているが、株価を上昇させるほどの要因とはなっていない。

 

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