週末30日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は前日終値比45円13銭高の9446円01銭と7カ月ぶりの高値で引けた。TOPIXは同2.02ポイント高の781.46となった。東証1部概算の出来高は23億8545万株、売買代金は1兆4245億円と1兆円台を回復し、売買エネルギーも高水準だった。
前日の米国株式市場では「財政の崖」への対応策で年内に合意がなされるとの期待感からNYダウ、ナスダック総合ともに上昇。為替も対ドルで82円台半ば、対ユーロでも107台と円安傾向となった。これを受けて、本日の東京市場では、輸出関連株を中心に買われ、前場から上昇した。
昼のバスケット取引は249億円が成立し「小幅ながら売り決め優勢」と伝えられた。後場の日経平均は、前場の終値9483円よりもやや下げて、9477円で寄り付いた。9500円を前に利益確定売りも出て、モミ合う展開に。午後1時から日本記者クラブで開かれた党首討論の内容を見極めたいとの動きもあったようだ。ちなみに、自民党の安倍総裁の発言については、これまでの内容から特に踏み込んだ発言は聞かれず、新たな材料とはならなかった。
東証33業種別の騰落率では、値上がりが20業種、値下がりが13業種。上昇率上位は精密機器、海運、電気機器、ガラスと幅広い業種が買われた。下落率トップは鉱業で、以下、情報通信、鉄鋼、陸運、非鉄と続いた。ただ、上昇率トップの精密でも1.54%上昇、下落率が最も高かった鉱業でも1.96%の下落と、業種間のばらつきは比較的小さかった。
東証1部の値上がり銘柄数は605(全体の35.8%)、値下がり数は933(同55.3%)、変わらずが149。個別銘柄では、トヨタ自動車、日産自動車など自動車が小幅ながら上昇、火力発電事業の統合を昨日発表した日立製作所と三菱重工も買われた。三菱重工とのフォークリフト事業統合を発表したニチユはストップ高。ニコン、東京エレクトロンなども上げた。三井住友FGも上昇。一方、NTT、ソフトバンクなどは値を下げた。