8月1日の東京株式市場は大幅反発。昨日までの下落の反動に加え、円安や中国の経済統計発表などを材料に値ごろ感の出ていた主力株中心に買われた。日経平均株価の終値は前日比337円45銭高い1万4005円77銭、TOPIXも同31.69ポイント高の1163.39だった。日経平均の1万4000円台回復は7月26日以来。東証1部の出来高は26億0952万株、同売買代金は2兆2106億円だった。
前日の米国市場はマチマチ、朝方の外国証券経由の売買動向も小幅売り越し(売り1950万株、買い1780万株)だったが、為替相場がやや円安に振れたことから日経平均の寄り付きは前日終値比6円高と小幅高でのスタート。モミ合いながら9時14分にいったん22円安まで下げて本日の安値を付けたが、その後はジリジリと上昇。10時40分頃に中国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.3と、前月から0.2ポイント改善し事前予測を上回ったと伝えられたことも買い材料となった。前引けは159円高。
昼のバスケット取引は542億円成立し、やや買い決め優勢と伝えられ、後場に入ってもジリ高が続いたが、日経平均株価指数先物に断続的に買い注文が入り、先物に先導される格好で現物株も上げ幅を拡大。日経平均は引けにかけ上げ足を早め、高値引けとなった。
東証1部の約79%の1389銘柄が上昇、約17%の291銘柄が下落。値ごろ感の出ていた主力株を中心にまんべんなく買われ、業種別でも東証33業種すべてが上昇した。上昇率が大きかったのは、電気・ガス(上昇率4.52%)、銀行(4.22%)、石油(3.95%)、鉄鋼(3.5%)など。主力株で上昇が目立ったのはソフトバンク、ファナック、ファーストリテイリングなどで、いずれも日経平均を押し上げた。とくに、ソフトバンクは前日比6.89%と大きく上昇。上昇率では、古河スカイ、TOTO、日本ユニシスなど好業績銘柄が上位に並んだ。
一方、NTTデータ、ホンダ、クラレ、日本ハムなどは決算発表後に値を下げた。
市場では、名実ともに8月相場入りで機関投資家も動きやすくなったことや、ここ数日の株価下落で複数のテクニカル指標が買いゾーンを示していたことなどが株価反発の要因として指摘されている。ピークを迎えている企業決算発表への注目度は高く、明日以降の相場も決算発表の内容に左右されそうだ。