2009年6月22日12時5分
◆8:50 米国市場 「ハイテクが牽引するも、まちまちな展開」
【サマリー】
19日の米国株式市場は、NYダウは小幅反落、ナスダック指数・S&P500は反発となりました。マイクロソフト、アップルなどのハイテク株が買い物を集め、一方、原油価格の下落からエクソンモービルなどが売られNYダウは反落とまちまちの展開でした。NYダウは前日比−15.87ドル(−0.19%)の8539.73ドル、ナスダック指数は前日比+19.75p(+1.09%)の1827.47pで取引を終えました。
【一日の流れ】 ※表記は全て米国現地時間
アジア市場は、香港のハンセン指数が5営業振りに反発し前日比+144.27ドル(+0.58%)の1万7880.79ドルと反発し、上海総合指数は11ヶ月ぶりの高値となる前日比+26.58p(+0.93%)の2880.49pとなりました。中国市場で昨年9月から停止していた新規株式公開(IPO)について再開第一号の案件が明らかになりましたが、当初予想より小規模と受け止められたこともあり、買い安心感が広がりました。
欧州市場も上昇し、石油・鉱山・銀行中心に買いが集まりました。欧州連合(EU)首脳は、金融危機の再発防止に向けたさらなる措置で合意し、国際通貨基金(IMF)は2010年の経済成長がこれまでの予想以上に強まることを指摘しました。ロンドンFT100種総合指数は+65.07p(+1.52%)の4345.93pと6月1日以来、最大の上げ幅となりました。
米国市場は、3ヶ月に一度のクアドブルウォッチング(先物・オプションの清算日)でしたが、無難に小高くスタートしました。
NYダウ、ナスダック指数共にハイテク株が主導し一時は+50ドル(8600ドル)近辺まで上昇しました。午前中は一進一退の動きでしたが、12時過ぎに原油安を受けてエネルギー関連銘柄が売られるとNYダウはマイナスになりました。
一方、ナスダック指数は新型iフォンの販売の堅調が伝えられるアップルやバイオ関連のギリアドを中心に上昇いたしました。
14時30分、WTI原油先物(7月限)は1バレル=69.55ドルで取引を終え、夏期休暇は在庫が増えるという観測から約2週間ぶりに70ドルを割れました。NYダウは終日小幅な動きでの推移となり、結局、NYダウは前日比−15.87ドル(−0.19%)の8539.73ドルと反落、ナスダック指数は前日比+19.75p(+1.09%)の1827.47pと反発して取引を終えました。
NY外為市場は、1ドル=96円29−32銭で取引を終えました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を来週に控え、声明文の内容を見極めたいとして積極的な取引は手控えられた。
また、CME(シカゴ)の日経平均先物(9月限)は、大証比+120円9890円となりました。
なお、寄付前外国証券成行注文は売りが1410万株、買いが1310万株の差し引き100万株の売り越し観測となっています。
◆9:15 寄り付き速報 「小幅続伸 材料難で先週終値を挟んだ展開」
寄り付きの日経平均は小幅続伸の前日比+1.81円(+0.18%)の9788.07円となっています。
8時50分に発表された大企業全産業4−6月景況判断は6期連続の下落となる−22.4となったこと、19日の米国市場で方向感がなかったことを受け、先週終値近辺での動きとなっております。
23.24日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢が強まる中、狭いレンジでの動きになっています。
業種別で見ると33業種中20業種がプラス圏、13業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは、「倉庫・運輸関連(+2.03%)」、続いて「不動産(+1.39%)、景気回復で売買増の期待から「証券商品先物(+1.38%)」、となっております。
一方、下落率トップは、週末のWTI原油先物の大幅下落を受け国際石油開発(−3.21%)などが下落し「鉱業(−2.11%)」、続いて、「海運(−1.43%)」、「卸売(−1.18%)」となっております。
個別銘柄では、東芝(+1.08%)がしっかりしています。本日、発光ダイオード(LED)電球の価格を従来の半額に引き下げると報道があり材料になっています。
LED電球は消費電力が白熱電球の約8分の1となり省エネルギー型の証明として注目されています。
新興市場は、マザーズ指数が+1.81%、日経ジャスダック平均は+0.32%、ヘラクレス指数は−0.21%となっています。
また、為替市場は、前日NY終値の1ドル=96円29−32銭からやや円高ドル安の、1ドル=96円16−18銭となっております。
◆10:15 「好業績銘柄は買われるも上値は限定的」
10時の日経平均は、前日比+15.98円(+0.16%)の9802.24円となっています。
日経平均は9800円を挟んで小幅な動きになっていて、大きな材料がない中、全体的に見送りムードになっています。
上値では、目先の利益を確定する売り圧欲が強く、下値では企業業績の改善期待感を背景にした自立反発狙いの買いも入っています。
業種別で見ると33業種中、23業種がプラス圏、9業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは、原油安で業績回復期待の「倉庫運輸(+3.55%)」、続いてサッポロHD(+16.58%)が牽引している「食料品(+1.66%)」、「ゴム製品(+1.62%)」となっています。
一方、下落率トップは、「鉱業(−2.89%)」、続いて先週、外国証券が投資判断を引き下げた日本郵船(−2.34%)が弱含みの「海運(−2.03%)」、「卸売(−1.92%)」となっています。
個別では、ニトリが大幅反発し、先週比370円高の6850円となっています。
19日に発表した09年3〜5月期連結決算と10年2月期予想の上方修正が買い材料です。消費者の節約志向が強まる中、3〜5月期の売上高は前年同期比15%増の767億円、純利益は36%増の88億円と大幅に増加しました。10年2月期の売上高、純利益共に上方修正し、堅調な業績を素直に評価されています。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1065銘柄、値下がり499銘柄、変わらず139銘柄、出来高は概算6億0547万株、売買代金は4039億円となっています。
新興市場はマザーズ指数が+2.06%、日経ジャスダック平均は+0.30%、ヘラクレス指数は−0.04%となっています。
なお、為替市場は、寄り付き後の1ドル=96円16−18銭から円高ドル安の96円09−14銭となっています。
◆11:15 前引け速報 「プラス圏は確保するも9800円割れ」
前引けの日経平均は、前日比+9.76円(+0.10%)の9796.02円で引けました。
10時過ぎに日経平均は9800円を割り込み一時マイナス圏まで売られました。先週、売買が活発だった短期資金も動きが鈍り、調整ムードが強くなっています。今週は株主総会がピークを迎え、機関投資家なども動きがとりにくいようです。ただ、電力・ガスなどディフェンシブ銘柄への資金シフトの動きも見られ、前引けでは日経平均はなんとかプラス圏を確保しました。
業種別で見ると33業種中、20業種がプラス圏で13業種がマイナス圏となっています。上昇率トップは、上組(+5.09%)が堅調な「倉庫運輸関連(+3.16%)」、続いて原油安でコストダウンが見込まれる「ゴム製品(+1.99%)」、サッポロHDが一時ストップ高まで買われた食料品「(+1.74%)」となっています。
一方、下落率トップは、「鉱業(−2.48%)」、続いて「海運(−2.13%)」、大手総合商社が売られた「卸売(−1.17%)」となりました。
個別では、日産自動車が上昇(+3.70%)。米国で電気自動車の量産に乗り出し、2012年までに最大年産10万大規模の能力を持たせるようです。
三菱自動車がこのところ物色を集める場面があるなど、電気自動車に対する投資家の注目が高まっており、短期資金の値幅取りの買いも入っているようです。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1078銘柄、値下がり501銘柄、変わらず124銘柄となりました。
また、出来高は9.4億株(前日比−3.1億株)、売買代金は6382億円(前日比−1712億円)と薄商いとなりました。
新興市場は、マザーズ指数は+2.56%、日経ジャスダック平均は+0.29%、ヘラクレス指数は+0.93%となりました。
また、アジア市場は、上海総合株価指数は+0.34%、香港のハンセン指数は+0.18%となっています。
なお、為替市場は、10時過ぎの1ドル=96円60銭−62銭か円高ドル安の1ドル=95円91−92銭で取引されています。