2009年7月1日11時42分
◇8:50 米国市場 「ハイテク、エネルギー関連銘柄が売られ反落」
【サマリー】
29日の米国株式市場は、NYダウ反落、ナスダック指数共にとなりました。消費者信頼感指数が予想を大きく上回る悪化の影響と、原油・金などの商品市況の下落を受け、素材、エネルギー関連銘柄を中心に売られました。結局、NYダウは前日比−82.38ドル(−0.97%)の8447.00ドル、ナスダック指数は前日比−9.02p(−0.49%)の1835.04pで取引を終えました。
【一日の流れ】 ※表記は全て米国現地時間
アジア市場は、ほぼ全面安でした。特にインド市場(−1.97%)の下落が目立ちました。欧州市場も、反落となりました。
この日のNYダウは9時に4月ケース・シラー総合20は前年比−18.12と前月から下げ幅を縮めました。NYダウは前日終値近辺で寄り付きました。ボーイング、マクドナルドなどが買われ、また、アップル、マイクロソフトなどハイテク株も買われ、NYダウは約30ドル高になりました。10時発表の6月消費者信頼感指数は49.3と事前予想の55.3に届かず、嫌気を差されて、徐々に売りが出て相場は反落となってきました。また、原油や金などの商品市況も軟調でエクソン・モービルなど関連銘柄も動きが良くなく、シスコ・システムズ、グーグル、クアルコムなどナスダック銘柄も重石になりました。
◇14時30分、WTI原油先物(8月限)は−1.60ドルの1バレル=69.89ドルと70ドル割れで取引を終えました。ヘルスケア、公益株中心にショートカバーが入りましたが、結局、NYダウは前日比−82.38ドル(−0.97%)の8447.00ドル、ナスダック指数は前日比−9.02p(−0.49%)の1835.04pで取引を終えました。
NY外為市場は、4月ケース・シラー総合20、6月シカゴ購買協会指数が予想を上回り、また、IMF(国際通貨基金)が発表した第1四半期世界の外貨準備に占めるドルの割合が65%と前期比から増加したこともドルへの安心感を高めました。
終値は1ドル=95円33−37銭で取引を終えました。
また、CME(シカゴ)の日経平均先物(9月限)は、大証比−55円の9945円となりました。
なお、寄付前外国証券成行注文は売りが1970万株、買いが1500万株の差し引き470万株の売り越し観測となっています。
◇9:15 寄り付き速報 「米国株安と日銀短観の影響で反落スタート」
寄り付きの日経平均は前日比−69.10円(−0.69%)の9889.34円でスタートしています。
8時50分に発表された、日銀短観は大企業製造業・業況判断DIは−48と10四半期ぶりに改善されましたが、事前予想の−43には届きませんでした。景気回復力の弱さに嫌気が差されたこと、昨晩の米国市場の下落を受け日経平均は反落となっています。ただ、売り一巡後は下げ止まって、円安を材料に輸出関連銘柄中心にショートカバーが入っています。
業種別で見ると33業種中、9業種がプラス圏、24業種がマイナス圏となっています。上昇率トップは、不動産価格の回復期待で「不動産(+0.75%)」、続いて「繊維(+0.57%)」、好業績だったポイント(+5.21%)が牽引する「小売(+0.53%)」となっています。
一方、下落率トップは、「空運(−3.52%)」、続いて「その他金融(−2.49%)」、「鉱業(−1.64%)」と昨日、大きく買われた業種が軟調です。
個別銘柄では、KDDIが前日比+2000円(+0.39%)の514000円となっています。本日より、次世代高速無線サービス「WiMAX(ワイマックス)がスタートします。そのため、参入各社が注目されています。
また、三井不動産、日清紡HD、三井住友FGなどが買われ、オリックス、全日空、飛島建設などが売られています。
新興市場は、マザーズ指数が+0.46%、日経ジャスダック平均は+0.04%、ヘラクレス指数は−0.13%となっています。
また、為替市場は前日NY終値の1ドル=96円33−37銭からほぼ変わらずの1ドル=96円30−33銭となっています。
◇10:15 「個人投資家の物色で一時プラス圏に入る場面も」
10時の日経平均は、前日比−19.70円(−0.20%)の9938.74円となっています。
寄り付き後も日経平均は、前日終値を挟んだ展開で小幅な動きになっています。原油・金など商品市況の下落を受け、石油関連銘柄や商社など資源関連銘柄が軟調になっています。
ただ、一時、日経平均はプラス圏に反発する場面もあり、個人投資家の打診買いが入っているようです。
業種別で見ると33業種中、13業種がプラス圏、20業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは、「不動産(+1.75%)」、続いてタッチパネルなどの材料が豊富な「繊維製品(+1.21%)」、「陸運(+0.45%)」となっています。
一方、下落率トップは、全日空(−6.23%)の公募増資の報道で「空運(−4.59%)」、続いて原油価格の下落から「鉱業(−2.64%)」、「その他金融(−2.18%)」となっています。
個別では、トヨタ自動車が前日比−40円(−1.09%)の3630円となっています。米国消費者信頼感指数が予想に反して、前月比で下落し、景気底入れと、米国景気回復の期待が後退し嫌気売りが出ています。また、2010年以降、F−1日本グランプリの開催から撤退するという報道がありました。
また、井関農機、アイフル、古河電工、アサヒHDが買われ、ローム、明電舎、GSユアサ、三井物産などがさえません。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり592銘柄、値下がり940銘柄、変わらず154銘柄となっていて、出来高は概算5.8億株(前日比変わらず)、売買代金は3837億円(前日比−274億円)となっています。
新興市場はマザーズ指数が+0.38%、日経ジャスダック平均は+0.12%、ヘラクレス指数は−0.27%となっています。
なお、為替市場は、寄り付き後の1ドル=96円33−37銭から円安ドル高の、1ドル=96円72−75銭で取引されています。
◇11:15 前引け速報 「円安進行で前日比プラス圏へ」
前引けの日経平均は、前日比+8.88円(+0.09%)の9967.32円で引けました。円安の進行を受け、主力株中心に押し目買いの動きが見られました。しかし、日経平均が10000円の大台手前では利益確定の売り注文が待っている形で上値を追う展開にはなりませんでした。中国物流購買連合会が発表した6月の購買担当者指数(PMI)が5月よりも改善され、アジアの景気回復期待で機械株中心に買い戻す動きも見られました。
業種別で見ると33業種中、18業種プラス圏、15業種がマイナス圏となりました。
上昇率トップは個人投資家の物色の対象になっている「不動産(+1.54%)」、続いて「繊維製品(+1.04%)」、中国の景気回復期待で「機械(+1.03%)」となりました。
一方、下落率トップは、全日空の大幅下落の影響で「空運(−3.79%)」、続いて昨日の利食いが出ている「その他金融(−2.50%)」、原油価格の下落で「鉱業(−2.45%)」となりました。
個別では、小松製作所が前日比+39円(+2.61%)の1531円で前場の取引を終えています。
中国物流購買連合会が発表した6月の購買担当者指数(PMI)が53.2となり、5月から改善されたことを材料に、中国関連銘柄に買い戻しの動きが出ています。
また、富士フィルム、味の素、三菱UFJFG、デンソーなどが買われ、国際石油開発帝石、住友金属鉱山、ヤマトHD、損保ジャパンなどが売られました。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり745銘柄、値下がり769銘柄、変わらず176銘柄となりました。
また、出来高は概算9.6億株(前日比+1.8億株)、売買代金は6348億円(前日比+90億円)となりました。
新興市場は、マザーズ指数は+0.65%、日経ジャスダック平均は+0.17%、ヘラクレス指数は−0.20%となりました。
また、アジア市場は、上海総合株価指数は+0.31%、香港のハンセン指数は香港特別行政区設立記念日のため休場となっています。
なお、為替市場は、10時過ぎの1ドル=96円72−75銭から円高ドル安の1ドル=96円73−76銭で取引されています。