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前引け速報 「銀行、自動車が牽引するもハイテク弱くマイナス圏で終える」

2009年8月3日11時42分

◆8:50 米国市場 「方向感がなくまちまちの展開も月間は大幅上昇で終わる」

【サマリー】

 31日の米国株式市場は、NYダウ、S&P500種株価指数は小幅上昇、ナスダック指数は小幅下落とまちまちでした。市場予想よりも下落率が低く良かった第2四半期GDP(国内総生産)を受けリセッション(景気後退)から脱却しつつあるとの思惑で全体的にしっかりの展開でした。結局、NYダウは前日比+17.15ドル(+0.19%)の9171.61ドル、S&P500種株価指数は前日比+0.73p(+0.07%)の987.48p、ナスダック指数は前日比−5.80p(−0.29%)の1978.50pで取引を終え、NYダウは連日の年初来高値を更新し月間の上昇率は8.6%と7月では2002年以来の高い上昇率となりました。

【一日の流れ】 ※表記は全て米国現地時間

 アジア市場は上海総合指数(+2.72%)、香港ハンセン指数(+1.68%)、インドSENSEX指数(+1.83%)と共に大幅上昇しました。

 欧州市場は、石油株などが売られ、英FT100種総合指数(−0.50%)、独DAX指数(−0.53%)、仏CAC40種平均指数(−0.27%)と反落しました。

 NY外為市場は、前日終値から円安ドル高の1ドル=95円78−83銭で取引を開始しました。

 寄り付き前8時30分に発表された第2四半期(4−6月期)のGDP(国内総生産)速報値は前期比−1.0%と前期の−6.4%から大幅に改善され市場予想の−1.5%よりもマイナス幅が小幅だったことを受けNYダウなどの指数は前日終値を挟んだ寄り付きとなりしっかりでした。9時45分発表の7月シカゴ地区製造業景況指数は45.0と市場予想の43.0を若干上回りましたが、10時に発表された7月ミルウォーキー地区製造業景況指数は45.0と市場予想の52.0を大幅に下回ったことでS&P500種株価指数は直後に売られ、一時982pまで下落しました。GDP(国内総生産)の回復を受け、景気減速の懸念が後退したことによりリスク回避で買われていたドルが下落たことを受け、原油や金など商品市況が上昇し資源、素材、資本財など景気敏感株に買いが入った一方で、公益や通信、医薬品などディフェンシブ関連株は弱含みとなりました。その後は大手企業の4−6月期決算発表がピークを過ぎたことや週末を控えたことで方向感のない展開になりました。

 14時30分、WTI原油先物(9限月)は+2.51ドルの1バレル=69.45ドルで取引を終えました。引け前では大きな動きもなく結局、NYダウは前日比+17.15ドル(+0.19%)の9171.61ドル、S&P500種株価指数は前日比+0.73p(+0.07%)の987.48p、ナスダック指数は前日比−5.80p(−0.29%)の1978.50pで取引を終えました。セクター別では上昇が「素材(+0.9%)」、「金融(+0.9%)」、「エネルギー(+0.7%)」などで一方下落は「公益(−1.1%)」、「通信(−0.6%)」、「ヘルスケア(−0.6%)」でした。個別株では商品市況の上昇を受けアルコアやスリーエムなどの素材関連、石油関連のシェブロンが買われ、政府の中古車買い替え支援策を受けフォードが大幅に上昇しました。一方、業績が良くなかったウォルトディズニーが大幅安、P&G(プロテクター&ギャンブル)やジョンソン&ジョンソンなどが売られました。

 NY外為市場は、前日終値から円高ドル安の1ドル=94円66−70銭で取引を終えました。

 また、CME(シカゴ)の日経平均先物(9月限円建て)は、大証比−55円の10315円となりました。

 SIMEX(シンガポール)の日経平均先物(9月限円建て)は大証比−45円の10325円で寄り付きました。

 なお、寄付前外国証券成行注文は売りが1860万株、買いが1650万株の差し引き210万株の売り越しとなっています。

◆9:15 寄り付き速報 「米国の流れを受け方向感なく小動き」

 寄り付きの日経平均は前日比−1.60円(−0.02%)の10355.23円で寄り付きました。先週末の米国市場が小動きだったのを受け、日経平均も方向感がなく動きが出ていません。為替が1ドル94円60銭台と円高気味に動いていることも様子見につながっているようです。ただ下値では買い意欲が大きく、本日は好決算を発表した三菱UFJなど銀行株中心に内需関連銘柄に買いが集まっています。一方、最近の上昇率が高かったハイテク株を中心とした輸出関連銘柄はやや売りに押されています。

 業種別で見ると33業種中、25業種がプラス圏、8業種がマイナス圏となっています。上昇率トップは、液晶向けの材料が伸びていて収益に貢献している「ゴム製品(+1.54%)」、内需物色で「保険(+1.13%)」、三菱UFJFGの好決算を受け「銀行(+1.07%)」となっています。

 一方、下落率トップは、先週の利食いで「不動産(−0.71%)」、続いて円高の流れを嫌気し「精密機器(−0.52%)」、決算で一旦見送りの「鉄鋼(−0.46)」となっています。

 個別銘柄では、三井金属が前日比+12円(+4.59%)の273円となっています。先週末に発表された4−6月期の連結経常損益は20億円の赤字(昨年同期は117億円の黒字)になったようです。電子材料の回復や鉛などの商品市況の回復が追い風となり1−3月期から赤字幅が縮小しました。特に液晶パネル関係の部品が回復し、また中国向け家電製品の部材も堅調でした。またコスト削減にも取り組んでいて4−9月期連結経常損益を34億円の赤字と見込んでいましたが赤字幅が縮小する公算が大きいそうです。

 新興市場は、マザーズ指数が+0.10%、日経ジャスダック平均は+0.16%、ヘラクレス指数は+0.26%となっています。

 GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+3.0pの1605.00pとなっています。

 また、為替市場は前日NY終値の1ドル=94円66−70銭から円高ドル安の1ドル=94円67−68銭となっています。

◆10:15 「高値警戒感から重い動き」

 10時の日経平均は、−7.93円(−0.08%)の10348.90円となっています。先週終値を挟んだ展開が続いていて、高値警戒感から利益確定の売りが出ますが、米国を中心にリセッション(景気後退)から脱却しつつあるとの思惑で押し目買い意欲も高くなっています。銀行を中心に内需関連銘柄中心に買い物色が広がっています。

 業種別で見ると33業種中、19業種がプラス圏、14業種がマイナス圏となっています。上昇率トップは、「ゴム製品(+2.95%)」、続いて「銀行(+2.45%)」、自動車部品関連が牽引し「輸送機器(+2.02%)」となっています。

 一方、下落率トップは、米国市場でハイテクが軟調だったのを受け「精密機器(−1.03%)」、続いて「ガラス土石(−0.78%)」、原油高でコスト負担増の不安で「空運(−0.68%)」となっています。

 個別では、本日3日上場のWTI原油価格連動上場投信が6360円となっています。日本初の商品先物に直接投資するETFであり、米国ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI原油先物を対象指数とします。運用会社はシンプレクス・アセット・マネジメントで小口で投資ができるため人気になりそうです。ETF(上場投信)とは証券取引所で取引される投資信託のことで株価指数、商品価格、商品指数などに連動するように作られ株式と同じような取引ができます。従来のETFは直接商品先物に投資ができなかったが、昨年12月の金融商品取引法の一部改正により投資対象に商品先物が追加されました。

 東証1部の騰落銘柄数は、値上がり995銘柄、値下がり504銘柄、変わらず166銘柄となっています。

 出来高は概算で6.6億株(前日比−0.1億株)、売買代金は4500億円(前日比−258億円)となっています。

 新興市場はマザーズ指数−0.07%、日経ジャスダック平均は+0.19%、ヘラクレス指数は+0.33%となっています。

 GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+1.00pの1603.00pとなっています。

 なお、為替市場は、寄り付き後の1ドル=94円67−68銭から円安ドル高の1ドル=94円78−80銭で取引されています。

◆11:15 前引け速報 「銀行、自動車が牽引するもハイテク弱くマイナス圏で終える」

 前引けの日経平均は、前日比−27.97円(−0.27%)の10328.86円で引けました。TOPIX(東証株価指数)は前日比+4.51p(+0.47%)の954.77pで引けました。自動車、銀行を中心に買いを集めましたが、昨日の米国市場ではハイテク株が軟調だったため、国内でも電機株や精密機器は重い動きになりました。最近好調な企業業績も明日4日のトヨタ自動車で主力株は一巡することで、サプライズもなくなるのではという不安で上値は重い状態でした。ただ、中国市場もしっかりで始まっていて下値を売ってくる展開ではありませんでした。

 業種別では33業種中、17業種がプラス圏、16業種がマイナス圏となりました。

 上昇率トップは、自動車回復で恩恵を受ける「ゴム製品(+3.37%)」、続いて、トヨタが年初来高値を更新し「輸送機器(+2.40%)」、好業績で内需物色の中心で「銀行(+2.35%)」となりました。

 一方、下落率トップは、米国でハイテクが売られた流れで「精密機器(−1.37%)」、続いて、LED関連が利食いで「ガラス土石(−1.20%)」、他業界に比べ業績の回復が鈍い「鉄鋼(−1.09%)」となりました。

 個別では、東証マザーズ上場のミクシィが前日比+5000円(+0.74%)の672000円で前場の取引を終えました。先週末引け後に発表した2009年第1四半期(4−6月期)連結決算で純利益は4億6000万円になったようです。単独決算だった前年同期は5億5000万円の黒字でした。マーケットでは「想定の範囲内」という声が多く、目先の安心感から買戻しが入っているようです。市場の関心は業績よりも8月から随時サービスを開始する「mixiアプリ」の進ちょく状態に集まっているようです。「mixiアプリ」はソフト開発会社や個人といった外部の技術者が開発したゲームなどの機能をミクシィが運営する交流サイト内で提供するサービスです。「mixiアプリ」の開始によりページビュー増加の期待とそれに伴う広告収入の拡大が見込め、10月から開始予定のモバイル向け課金システムでの課金収入の動向を見守る展開になりそうです。

 東証1部の騰落銘柄数は、値上がり939銘柄、値下がり588銘柄、変わらず143銘柄となりました。また、出来高は概算9.9億株(前日比−0.6億株)、売買代金は6904億円(前日比−643億円)となりました。

 新興市場は、マザーズ指数は+0.09%、日経ジャスダック平均は+0.15%、ヘラクレス指数は+0.55%となりました。

 また、アジア市場は、上海総合株価指数は+0.48%、香港のハンセン指数は+0.04%となっています。

 GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+1.50pの1603.50pとなっています。

 なお、為替市場は、10時過ぎの1ドル=94円78−80銭から円高ドル安の1ドル=94円70−75銭で取引されています。

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