現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス
  4. 株式・投信
  5. 今日の視点(情報提供:ケン・ミレニアム株式会社)
  6. 記事

『株式市場、見切り発車で上昇スタート』【森田レポート】

2009年3月16日15時50分

本来、来週か、早くても今週の後半から上昇がスタートすると思われた株式市場でしたが、結果は先週半ばから上昇がスタートしました。

今回の買いタイミングの取り方は『これからの投資戦術=マネジメント投資』を考える上で、非常に参考になると思います。

参考(1)

割安株投資とは、早すぎれば『買ったあとに大きく下がって、上昇しても、利益が少なくなる』ことになりますし、逆に遅すぎれば『買えずに株式市場が上昇して儲け損なう』ということになります。

私は3銘柄に対して『それぞれ、下の方で先々週の金曜日に買い指し値』をしていましたが、1銘柄だけが買い注文株価まで1円というところまで下がって、上昇に転じてしまい、残りの2銘柄は『まだ10%も上』で上昇に転じてしまって、買うことができませんでした。

株式市場は3月末に上昇するのだから、買わないと『買わないリスクがある』と言い続けて、この結果になったことで『悔しい』と思っていると思うでしょうが、ここで悔しがると株式投資の敗者になります。

ここは冷静に判断し、次の投資に活かすことが株式投資の勝者への道となります。では、どう活かすのかと言いますと、それは参考(2)となります。

参考(2)

今回の失敗は『買わないリスク』に対する備えが足りなかったということです。
買わないリスクに対する備えとは何かと言いますと、それが『株式組入比率』となります。

株式組入比率とは何かと言いますと、自分が投資できる額に対して、何%まで株を買い、何%は現金で持つかという比率です。

例えば、投資資金が500万円で、株式組入比率を20%にするとしますと、計算式は、500万円×20%=100万円となりますので、100万円分だけ株を持ち、残りの400万円は現金で持つということになります。

では、どの程度の株式組入比率にすれば良いのか

A.株式組入比率がゼロのケース
ケンミレでは、中期上昇波動ラインが日経平均に引かれたら、株式市場は割高圏に入ったので、株式組入比率をゼロ%にしましょうと言っています。

つまり、中期上昇波動ラインが日経平均に引かれたら、持ち株を徐々に売却して、最後は全く株を持たない、株式組入比率をゼロにするという戦術を取ります。

B.株式組入比率が20〜50%のケース
中期下落波動ラインが日経平均に引かれますと、株式市場が大分下がったというシグナルになります。

そこでケンミレでは、中期下落波動ラインが引かれたら、戦闘モード入りとなります。まず、今回の下げ相場で買いたい銘柄のリストを作成し、次に『それぞれの銘柄に対して、株価がいくらまで下がったら買うか』という『買いたい価格』を決定します。

その次に、現時点では『株式組入比率をいくらにするか』を決めます。最初は20%前後が無難だと思います。したがって、自分の投資額に対して20%の金額を計算し、その金額に見合う『銘柄と株価と株数』を決定します。

そして、ある程度株式市場が下がって、そろそろ『株を持たないリスクが出てきた』と思ったら『20%まで株を買う』ことになります。

C.更に株式市場が下がったら、株式組入比率を50%前後までの間でアップさせます。いくらまでアップさせるかは『相場と相談』することになります。

アップさせるためには、第二弾の買いたい銘柄群を用意します。
ここで注意することは、この段階では『人気があり、魅力的な銘柄も下がっている』可能性があるということです。

第一段階の株式組入比率20%の段階で選ぶ銘柄は『平均上昇率が高く、空売り残高比率が高く、ストップ高上昇率が高いというチェック項目で選びます。
(※平均上昇率、空売り残高比率、ストップ高上昇率はケンミレ会員専用のサービスです。)

そして、多くの場合、この段階では『人気のある銘柄は、あまり下がっていない』と思いますので、狙い目は『大きく儲かる可能性が高い銘柄』となります。

しかし、更に株式市場が下がりますと、人気のある銘柄も下がってきます。人気のある銘柄は、上昇する時には最初に上昇しますし、上昇率が高いので儲けも大きくなりますから、この段階用に人気があり、注目されているテーマの銘柄を集めておきます。

D.その後で、株式市場が暴落したら、株式組入比率を80%〜100%までアップさせます。この段階では、株式市場はバーゲンセール状態になっていますので、買ったあとに下がっても、下落率は小さくなりますから、損が少なく、利益が大きいという絶好の環境になりますので、手持ち資金をすべて投入しても良いということになります。

結論

株式市場が何時、上昇に転じるかは『誰にも分からない』ことです。
分からないことをあてにして投資をしても『安定的』に利益を積み上げることはできません。

そこに『株式組入比率』の最大のメリットがあります。
すべての投資資金を投入しませんので、仮に買ったあとに株式市場が下がったとしても、まだ新たに投資する資金が残っていますので、慌てることがなくなります。

買って失敗しても、次の手が打てることが、精神的にプラスに作用しますし、下がらなければ『買った分で利益』が出ますし、更に下がれば、投資資金が増えて利益も増えることになります。

この次に、3月末までに『しなければならないこと』について、明日レポートしますが、買うことと同じくらいに重要なことですし、今年の成果が『どうなるか』を決定することです。

最後に

私は、今回の相場では乗り遅れましたので、次は『少しリスクを取って、下がったと思ったら株式組入比率を20%までアップさせる』ことにします。

しかし、既に3月末の目標である7800〜8000円に近付きましたので『ここから新たに株を買う』ことは絶対にしません。

何故ならば、あと1ケ月も待てば、また買いチャンスがくる可能性が高いので、わざわざ株式市場が上昇したところで『買う』必要はないと考えているからです。

つまり、今から考えることは3つあるということになりますので、明日一つ、明後日一つでレポートしたいと思います。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内