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『日経平均、7800円の最低目標達成で「次」は』【森田レポート】

2009年3月17日17時20分

金融機関の決算対策として3月末の日経平均を7800円以上にするという暗黙の了解があったと言われています。しかし、17日で7800円台まで上昇しましたので、今度は『どうやって、3月末まで7800円以上を維持するか』という点に関心が移ってきました。

米国では今週中にも『バッドバンク構想』をガイトナー長官が発表すると言っていますが、総額で70兆円以上の資金を新たに準備する必要があります。

シティーグループのCEOが30億円以上の年収を取ったり、AIGの幹部社員(AIGを破綻された張本人達400人)にたいして162億円のボーナスを支給する、8月の契約だから法律上、対抗出来ないので払わざるを得ないという会社側の説明がありました。 この資金は国民の税金で賄われることになりますから、国民感情としては納得できないのではないかと思います。

前回でも法案成立までに時間が掛かった訳ですから、今回は『まず、通らない』のではないかと思います。

前回、法案が通る切っ掛けとなったのは『株式市場の暴落』でした。したがって、今回も、国民感情から最初は否決され、否決によって世界の株式市場が暴落して、そのあとで法案が成立するというシナリオになるのではないかと思います。

リーマンショックから、米国の指導者には『大手金融機関を倒産させる』決断はできないと思いますから。

株式市場が暴落すればOKならばOKじゃないと思った人も多いのではないかと思います。問題は『国民が仕方がない』と思える暴落とは『どれくらいの暴落か』ということです。

昨晩のNYダウは7216ドル、前回の安値が6469ドルで、現在よりも747ドル低いところにあります。国民が納得する暴落と考えますと『6000ドル割れ』ではないかと思われます。

今週中に発表すれば。そこから直ぐに共和党の拒絶反応が出ると思いますので、来週以降は『バッドバンク構想』が成功するかどうか(成功しなければ『金融危機は解消しない』ということでは世界の見方は一致しています)についての株式市場の評価(暴落?)が出てくるのではないかと思います。

ということは、3月末の日経平均7800円以上という目標も危なくなってくるかもしれません。

結論

これから米国発の株式市場の暴落が起こる可能性が出てきました。その切っ掛けはガイトナー長官のバッドバンク構想の発表ではないかと思います。

三つの戦略(昨日のレポートの続き)

昨日、株式組入比率というマネジメント投資についてレポートしました。残るは『キャッシュ化』と『次の投資に備えた戦略』となります。

今日は『キャッシュ化』についてレポートします。キャッシュ化とは『現金化=保有株式の売却』ということです。

今回の暴落で、多くの投資家は『塩漬け銘柄』ばかりになっています。ケンミレの会員の方の中にも塩漬け銘柄を作ってしまった方もいます。塩漬け銘柄を作らない方法については、今後は『撤退モード(仮称)』の徹底で対応できますが、その前に『今の塩漬け銘柄をどうするか』という重要な問題があります。

今日、レポートしましたように、バッドバンク構想が成立するまでには『まだ紆余曲折』が予想されます。つまり、株式市場が下がる危険性があります。

そして、『売り切る』ということは『株式市場は今後も上昇する』とほとんどの投資家が思っている時に売ることです。何故ならば、株式市場が上昇すると投資家が思っている時は『買い』が多く入りますので売りやすいからです。

逆に、相場が転換して、これから株式市場が下がると思っている投資家が増えますと、今度は『買いが少なくなって、売りが多くなる』ことになりますから、売ろうとすると『更に株価が下がる』ことになり、なかなか売りません。

この株式市場のメカニズムを知っていれば、今が売り場(塩漬け銘柄を売るタイミング)だということが分かると思います。

しかし、売ったあとに上がったら嫌だと思いますと『なかなか売る決断』ができません。この時にもマネジメント投資が有効です。

売りたい合計額がいくらあるかを計算し、まず今日は全体の20%を売り、明日も20%を売り、明後日も20%を売るというように、徐々に株式組入比率を下げれば良いのです。

そうすれば、株式市場が強い時に売っても、全部が安いところで売らずに済みます。逆に下がってしまったとしても『一部は売った』ことになり、塩漬け銘柄の一部が解消されたことになります。

結論

アクションが大切です。すべてを1度に売らずに、5等分したり6等分したりして、毎日、少しずつ売れば、一回で塩漬け銘柄を解消できるか、2回、3回になるかは分かりませんが、塩漬け銘柄は確実に解消することができます。

そのスタートを今日か、明日と考えて、今は塩漬け銘柄を解消する時だと思ってください。

そして、できるだけ多くの現金を用意して、次の暴落相場で買う投資資金を作りましょう。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

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