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『次の投資戦略と戦術は何か』【森田レポート】

2009年3月18日16時31分

今ほど、株式市場の動きが難しい時はないと言えます。

第一に、米国のバッドバンク構想のスケジュールが見えないこと。
第二に、景気に対して政府が下方修正を続けていて、日本の景気の先行きが見えないので、株式市場の本格反転時期が分からない。
第三に、株式市場の上昇が早すぎて、3月末まで現在の誘導目標と言われている7800円以上を維持できるか分からない。
第四に、株式市場が上昇を続けるのか、再び、下落に転じるかも良く分からない。
第五に、日本の政局の動きも良く分からない。解散がないのか、それとも解散が行われるのかが分からないし、今の政治の体制で『本当に、素早く、景気対策が実行できるのかも分かりません。

麻生総理は、何をしても『今よりは悪くならない』と開き直っていますし、民主党も『小沢代表の老人の執着』が民主党の将来を誤らせる可能性があります。
もし、小沢代表が代表をやめていれば、もしくは議員を辞職していれば、自民党の方が西末建設の違反者が多いこと、今後人数も増えそうなことで、一気に自民党に壊滅的打撃を与えるチャンスですし、自民党の中に『内閣不信任案に同調したり、公明党から縁切りされる』可能性もあります。
つまり、民主党にとっては千載一遇のチャンスではなかったかと思います。

以上から考えますと、今後の株式市場は『上昇し続けるかもしれない』し、逆に『調整が入るかもしれない』ということになります。

したがって、今後の投資戦略と戦術は次の通りになります。

第一の投資戦略と戦術

株式市場が下落した場合と上昇した場合に備えた投資戦略と戦術が必要になります。 具体的には、ここから『株を買う』という選択肢は取らない方が良いと思います。

次に持っている株の処分ですが、一度に全部処分して処分した後に上昇しますと『今年の投資は良くない』ということになります。しかし、全然処分しないで『株式市場が再び下がります』と塩漬け銘柄の解消ができず、更に次の上昇相場でも『新たに安値で買う資金』がなくなりますので、儲けるチャンスを失うことになります。

結論1

全て売る、全て売らないという『0か100』という選択ではなく、今回の上昇では、まず、持ち株の何%を売ろうと決めます。

一般的には50%を目安にすると良いと思います。そして、50%を売った段階で『株式市場が上昇を続けている』ならば、そこから再び、持ち株の50%を売ろうという戦術で良いと思います。

ここで問題になるのは、どの程度の損失までの銘柄を売るかということです。 基本的には『損切りは、損失が少ない銘柄から売る』ことになります。したがって、
(1)儲かっている銘柄
(2)損が5%以内の銘柄
(3)損が10%以内の銘柄
(4)損が20%以内の銘柄

という順番で考えれば良いと思います。

では、50%も70%も負けている銘柄はどうするのか。
このような銘柄は『2つに分ける』必要があります。1つは、上昇相場でも全然動かない銘柄で、もう1つは上昇相場で動く銘柄です。

第一の動かない銘柄は場合には『思い切って損切り』することです。第二の動く銘柄はついては、自分がその銘柄の動きを良く知っていますので、損切りするのではなく、その銘柄が大きく下がって、そろそろ底値圏にきた時に、その銘柄を買い、上昇したら売り、再び下がったら買うということを繰り返します。

そして、もともと持っている銘柄の損失を穴埋めするか、ほとんど穴埋めした段階で、下値で買った銘柄と抱き合わせで、塩漬け銘柄を売る方法が良いと思います。

何故ならば、その動きが良い銘柄を持っていることで、何回も売買することができますし、徐々に利益を積み上げることもできるからです。

結論2

今、一番意識することは『塩漬け銘柄の整理をする』ということです。塩漬け銘柄の整理は『株式市場が上昇している時』しかできないからです。

今、塩漬け銘柄を整理しないで、もっと上がってから売ろうと考えて、結局は株式市場が下がって『整理しないままに終る』というパターンになることが最悪のパターンとなります。

ぜひ、この上昇相場で塩漬け銘柄を処理して下さい。それができるだけで、今回の相場に『買い』では参加できなかったとしても『持ち株の整理』という点で積極的に参加したことになります。

そして、塩漬け銘柄の整理ができれば、次の大幅下落の時に、買いで儲けることもできます。株式投資は『長期戦』です。その長期戦のなかの『タイミングを捕らえて、利益を積み上げて、1年を終れる投資家』が株式投資の勝者になります。

焦らず、慌てず、底値買いで利益を積み上げ、失敗した銘柄の整理をするという考え方で『今の上昇相場』を利用して下さい。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

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