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『4月相場の心構えで、投資戦略が変わる』【森田レポート】

2009年3月26日12時14分

3月でPLOが終ります。過去の経験則では『4月以降にPLOがなくなった時には、露骨に株式市場が下がっていた』ので、今回も4月になると株式市場が下がるというシナリオは頭の中に持っていた方が良いと思います。

そこで、株式市場が上昇している3月中に『塩漬け銘柄を売る』ことと『3月末に空売りをする』ことと『そのあとの株式市場が下落した時に、割安を買う』という3つの投資戦略が出来上がりました。

今日の新聞で、政府は4月中旬にも追加の景気対策を発表する予定というニュースが出ています。内容は『当面の景気対策と、中長期の景気対策の両方を同時進行で行う』もののようです。

提案の内容は、2011年ごろに安定した経済成長率を確保するために三段階に分けた対策を行うというものです。

フェーズIが『危機フェーズ』で、フェーズIIが『底入れフェーズ』で、フェーズIIIが『回復・成長フェーズ』として、三段階で起こり得るリスク要因に対応するための対策を経済諮問会議が昨日提案しました。

フェーズIは公共事業の前倒し執行を急ぐことと雇用対策を急ぐこと、フェーズIIは底打ちした景気が再度落ち込まないように、空港、港湾整備など安定成長に向けた呼び水が必要になるとしています。

投資家は、この記事をどう読むか

ここで投資家にとって重要な情報は『4月中旬にも追加の景気対策が発表される』ということです。

この景気対策が発表された4月中旬から株式市場が上昇するとすれば、空売り期間は4月上旬から中旬に掛けての15日以内とかないということです。

空売りの怖さは『株式市場が上昇した時には、買いと同時に空売りの買い戻しが入って、株価の上昇が加速される』ということです。したがって、ここから考えることは『空売り残高の多い銘柄を空売りしない』ということと『空売りをしたとしても、15日前には買い戻して置かなければならない』ということです。

次に考えることは、空売りが失敗した時の対応方法です。
空売りでは『買い戻しエネルギーが少ない銘柄を選ぶ』と申し上げましたが、次に考えることは『大型株・動きに一定のパターンがある株』など、リスク回避のための準備です。

一昨日の『コンサルティング・メール』で「空売り銘柄の選び方」について申し上げましたが、明日は『空売り候補銘柄一覧表』のコンサルティング・メールを配信する予定です。
※『コンサルティング・メール』は会員専用のサービスです。

空売りとは何か、投資家は『空売り』をどう使えば良いのか

昔、株式投資をして『首を吊った投資家』の多くは、空売り投資をした人でした。空売りとは『利益限定で、損失無制限』な取引だからです。

210円で1万株売って、3000円まで上昇した銘柄も実際にありました。この場合では、用意する投資資金は70万円で、儲かったとしても数十万という取引なのに、逆に暴騰したことで損失は2790万円にもなるのです。

したがって、空売りとは『暴騰しない銘柄』に限定して行うべきです。ということは、空売りする時も『暴騰した銘柄を空売りする』のではなく、普通に上昇した銘柄を空売りするべきです。

つまり、空売りも底値買いも『考え方は全く同じ』となります。違いは、買いは『損失限定で利益無制限』ですから、暴騰する銘柄ほど『良い銘柄になる』ということです。したがって、空売りよりも割安株買いの方が『リスクが少なく、リターンが大きい』といえますから、ケンミレはこれまで『買い』専門にやってきました。

空売りのイメージは、暴騰銘柄を空売りして、短期で大きく儲けるというものです。しかし、これは投資ではなく、投機取引であり、株式投資は投資であるべきですから、この空売りのイメージをまず完全に捨てることから空売りは始めなければなりません。

次に、空売りは、買いよりも『欲をかかない』ことが大切です。その銘柄が持っている下落率から、確実に下がると思われる株価を想定し、その株価まで下がったら『もっと、儲けたい』という欲に勝って、確実に買い戻しを行い、信用取引を終了させることです。
この空売りでは『できるだけ早く、買い戻しをする』ことが一番重要と考えて下さい。私も25年以上、株式投資と関係していますが、空売りは今まで一回も行ったことがなく、今回が初めての空売りとなりますが、今日、空売りできる銘柄があるかどうかを調べます。

そして、『コンサルティング・メール』で申し上げたような条件に合う『空売り銘柄』が見つかったら明日か、来週の月曜・火曜で空売りしたいと思っていますが、狙いは最終日の31日で、空売りしたい銘柄がその前に下がりそうな場合には明日、もしくは月曜日に空売りする可能性もあります。ただし、31日まではPLO、PKOが入ると思われますので、慌てて空売りする必要はないと思われます。

最後に

もし、4月に入っても、株式市場が下がらない時には『想定外』となりますので、状況に関係なく『買い戻し』を行います。それは1日か2日の株式市場の動きをみて決めたいと思っています。

株式市場が下落しなかったら、損切りでも買い戻しをするのですが、その後に株式市場が下がっても、上がっても、それは問題にしてはいけません。
株式投資で大切なことは『想定通りであること』だからです。

想定通りならば勝てる確率は上がりますが、想定外の時には『いくら、負けるか分からない』ことと、大きく負けた時には『年間で利益を出すことが難しくなるが、小さな負けであれば、次のチャンスで取り戻し、更に利益をあげることは難しくないからです。
株式投資で勝ち続けるコツは『損は小さく、儲けは大きく』です。そういう取引をして初めて、5勝5敗でも年間では勝つことができるからです。どんな言い訳があっても、何を言っても、1年間で『勝てば勝者』であり『負ければ敗者』となります。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

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