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『4月の空売りは正解か、不正解か』【森田レポート】

2009年3月27日12時45分

昨日、号外レポートを出しました。それは、実際に空売り銘柄を探したところ、どんな銘柄でも多くの銘柄が『歴史的安値からのリバウンド』という状況になっているからです。

空売りは『高値で行うもの』であり、安値では『買い』が王道となります。実際にケンミレ流で出した銘柄について『空売りしても良い』かどうかをチェックしたところ、空売りできる銘柄は非常に少なく、これは『空売りの未経験者や初心者にはリスクが高すぎる』という結果になりました。

私は1984年から株式投資の勉強をしましたので、既に株式投資歴は25年が経過しました。しかし、これまで空売りをしたことは一度もありませんでした。しかし、ケンミレ流の理論では『買いも空売りも同じ考え方』ですから、当然『空売りソフト』を開発します。

また、ケンミレ流の4つのタイミングと二つのモードで投資するとすれば、半分が『買い』で半分が『売り』になりますから、新しいケンミレの投資方法でも『空売りは必須』となります。

そこで、先日は『空売り銘柄のリストをコンサルティング・メールで配信する』と申しあげましたが、リスクが高い点から『今回は中止』にすることにしました。

但し、空売りは今年開発する予定ですから『私は今回、空売りをする予定』ですが、皆さんは『空売り手法に自信がある方』は別ですが、株式市場はなくなりませんので、次の機会まで待っても良いのではないかと思います。

今の株式市場は、今後の株式市場は

日米ともに株式市場の上昇が止まりません。今の株式市場には『強気派』と『弱気派』が混在しています。強気派は『経済指標に良い指標が出てきたこと』『市場予想よりも良い決算を発表する企業が出てきたこと』『政府の経済対策の効果がこれから出ること』などを上昇材料にあげています。

これに対して弱気派は『商業不動産のバブルの崩壊がこれから起こる』『そこで再び株式市場などの金融商品が再下落する』『その結果、第二の金融危機が来る』と言っています。代表格はジョージ・ソロス氏ですが、著名な専門家も弱気派のなかに散見されます。

では、株式市場は強いのか、弱いのかということですが、株式市場が上昇すると『マスコミが強き材料と強気の専門家をテレビなどに出演させます』から、市場の雰囲気は強気になりますし、株式市場が下落しますと『弱気材料を取り上げたり、弱気の専門家がテレビに登場します』ので、市場の雰囲気は弱気になります。

つまり、雰囲気で株式市場の方向性を決めることにはリスクがあります。最近のケンミレは『予想ではなく、現実の事実』で投資判断をしようと言い出しています。

その考え方から株式投資の戦略を考えますと、次のような戦略になります。

日経平均は7021円(3月10日の安値)から8843円(前場終了時の高値)まで約26%上昇し、NYダウは6469ドル(3月6日の安値)から7931ドルまで約23%、NASDAQは約25%上昇しています。

過去の日本で大型の景気対策が行われた時の『一気に上昇した時の上昇率をみますと、高くても30〜33%で一旦上昇が止まって調整に入る』という動きになっています。
今の上昇率は26%ですから、最大の33%上昇したとすれば、日経平均は9337円となります。今日の前場の高値は8843円ですから、あと500円前後となります。
となりますと、来週の月曜と火曜の二日間で、日経平均が500円上昇すれば、株式市場が一旦未調整に入る可能性が高いということになります。

この株式市場が調整に入った時に『買う』という投資戦略が一番オーソドックスで、安全性が高く『現在の事実(上昇後に大きく下がった)を見た』上で、どう動くかを決める投資、ケンミレの新しい投資方法となります。

ここまで読みますと、再び空売りをしたいと思う投資家が増えると思います。
しかし、この分析は『過去ならば』という前提条件が付きます。今回の経済ではなく、金融から始まって、一気に政治が動いたという経験は『過去にありません』から、前述したシナリオになるかどうかは分かりません。

私はまもなく株式市場が調整に入ると考えています。では、私のPLOの反動という過去の経験則通りに株式市場が動かなかった時にはどうするのか?

これができれば『空売りをしても良い』ということになります。私の場合には『逃げ足が早い』投資方法が取れます。つまり、今回、3月31日に空売りしても良い投資家とは『シナリオ通りにならなかった時』に、もう少し待てば株式市場が下がるかもしれないという考え方をする投資家ではなく『シナリオと違ったのだから、一旦買い戻して、仕切り直しをする』という決断ができる投資家だけということになります。

この『見切り千両』は経営者の必須項目です。この見切り千両ができれば、失敗しても早期に『切り返す』ことができますが、それができないから『毎年、多くの企業が倒産』しているわけです。つまり、見切り千両とは『高等技術』であり、実際に実行するのは非常に難しいといえます。

何故ならば、ちょっと仕掛けては『見切り千両』と言って『損切り』していては、いくらお金があっても足りなくなるからです。見切り千両と表裏一体となっているのが『忍耐と勇気』ということになります。

例えば、株式市場が大きく上昇していて、まだ間に合うから『買いたい』という時に動かないという忍耐と、株式市場が下がっている時に、まだ下がりそうだから『買えない』と思う時に動く勇気です。

▼来週の予定

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

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