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『4月の株式市場に影響を与える材料とは』【森田レポート】

2009年3月31日12時15分

(1)明日の夜からロンドンでG20が開催されます。一部では、このG20によって株式市場が再び上昇を開始するといっています。それは、IMFが初の債券発行によって資金を調達して、新興国の金融支援を行う(過去の3倍の支援額)・規模は24兆円から72兆円に大幅に増加される方向です。

(2)オバマ大統領はGMに2ヶ月、クライスラーに1ケ月の猶予を与えて、国民が納得できる再建策を提示することと、GM最高責任者の辞任を要求しました。今回の違いは、ゴネ得を許さないという姿勢を示したことです。

これによって、労働側と債権者側に選択権が与えられましたので、あとは『労働側と債権者側が譲歩するかどうか』にかかっています。
通常ならば、ゼロよりは良いから妥協するはずですが、政府は潰せないと思えば、交渉決裂でGMが破綻する可能性もあります。

この場合には、その前に『GMの破綻を株式市場が織り込めば=大きく下がれば=問題はありません』が、織り込んでいなければ、再度株式市場が大幅に下落する危険性があります。

(3)今日にも麻生総理が補正予算の編成を指示し、4月中旬にも発表します。また、4月中旬にも追加の景気対策が発表されることになります。

(4)4月中旬には米国で企業の1〜3月期決算が発表されます。現在発表されている決算は12月決算で、10月以降の金融恐慌につながるダメージが少ないのでプラス決算も出ていますが、その企業でも1月以降は業績が非常に厳しくなっていると、ある銀行の担当者は言っていました。

つまり、3月決算企業では6ヶ月間、金融恐慌の影響を受けていることと、もうひとつは『底打ちと上昇が違う』ということで、4月中旬にも発表される企業の3月期決算と、今後の決算予想は、株式市場に大きな影響を与えるかもしれません。

問題は何か

『底値横ばい』と『底打ち上昇』は違うということです。今年後半にも景気は回復すると米国で言っている政府高官もおりますが、回復とは『どういう意味か』ということです。

ここで問題になるのは、底打ち横ばいだとしても、それは『下落トレンドが変化』することになります。そうなりますと、今の世界の株式市場の水準は『経済が横ばいになった』としたら、割安なのか、それとも妥当なのか、割高なのかということです。

ここまで経済が収縮して横ばいになったとすれば『日本を除く世界の株式市場は割高』ではないかと思います。何故ならば、日本は1982年水準を割り込みましたが、米国の1982年のNYダウは777ドルですから『まだ10倍』高い水準にあるからです。

もし、横ばいではなく『急回復する』のであれば、日本を除く世界の株式市場の水準は将来の成長を加味すれば『割高』ではないかもしれません。

投資戦略と戦術

今日の後場に株式市場が急騰すれば『空売り』をしようと思っています。しかし、昨日、私が空売りしようと思った銘柄は金曜日の高値から10%以上も下落してしまっていたり、8%下落していますので、現在の水準で『短期勝負』をするのは『割りに合わない』と思っています。

したがって、リスクが高いということになれば、次の下落を待って『買い』で勝負すれば良いと思っています。株式投資で重要なことは、自分でシナリオをつくるのではなく、市場が『今、行動すれば儲かる』という時にだけ行動することです。

決めたから『動く』という動き方には意味がありません。動くという意味は、勝つ確率が高い時にだけ動くということだからです。

つまり株式市場がどちらに動いても良く、動いた結果に応じて『投資戦略と戦術を修正』すれば良いのです。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

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