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 投資信託の運用成績をみると、今年は大半がマイナスですが、長期では多くがプラスを確保しています。純資産残高が10億円以上の上場投資信託(ETF)を除くオープン投信を集計しました。運用成績がプラスだった投信の割合は、過去6カ月(1~6月)では13.6%。これに対して、過去1年では6割強、5年では9割を超える投信がプラスを維持しています。

 投資対象別にみても、過去6カ月は主要分類の大半で運用成績がマイナスでした=表上。その中で最も下落したのは「インド株」。代表的な株価指数であるSENSEX指数は過去最高値圏で推移しており、1~6月も4%高でした。しかし、中小型株の下落や通貨安がインド株投信のリターンを押し下げています。

 このほか、残高が小さいので表にはありませんが、米金利上昇に伴う通貨安などの影響で、新興国の株式や債券投信の下落が目立ちました。特に大きく下げたのは、「トルコ株」(-28.9%)、「トルコリラ建て債券」(-25.7%)、「フィリピン株」(-23.6%)などです。

 一方、過去5年間でみると、表に示す主要分類のすべてがプラスのリターンとなりました。特に、日本の中小型株や情報テクノロジー(IT)関連株の投信は100%を超える上昇で、過去6カ月に大きく下落したインド株投信も95%の好成績でした。

 個別の投信でも、過去5年間に大きく上昇したものには、日本の中小型株投信が目立っています=同下。

 ◆次回は8月18日付です。

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 担当=DZHフィナンシャルリサーチ・野口文高
 トムソン・ロイター提供のリッパー投資信託情報から

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 このコラムはトムソン・ロイターが提供するリッパー投資信託情報を基に、DZHフィナンシャルリサーチが担当しています

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