メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トピックス
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

情報提供 reuters

中小型株タイプ過半占める 成長見守る投資姿勢が重要〈基準価格の上昇率ランキング〉

イラスト:  拡大  

 今回は、この6カ月間で好成績をあげたファンド(投資信託)について紹介します。基準価格(分配金の再投資後)の騰落率(上昇率)で上位20本を分析しました。

 まずはマーケットの動きです。5月末までの半年間で見ると、5月下旬以降に調整が入ったものの、日本株は力強く上昇しました。日経平均株価は46%上昇。東証マザーズ指数は126%(2.26倍)という驚異的な上昇率を記録しました。外為市場では米ドルとユーロがともに対円で約20%上昇するなど円安が進みました。足元で円相場は1ドル=100円を割っていますが、半年前に80円台だったことを考えると、過度な円高が是正されたといって良いでしょう。

 こうした中、ランキングは前月と同様に、日本株に投資するタイプで占められました。うち11本はジャスダックやマザーズなどの新興市場に上場する株式を組み入れた中小型株型で、4月の9本から2本増えました。

 2カ月連続で首位に立った「JASDAQ―TOP20指数」が、489%という群を抜いて高い上昇率となったことからも分かるように、新興市場の銘柄は時に「大化け」します。半年で約5倍というと、まるで夢のような数字に感じられますが、数々の好条件が重なった結果でした。

 新興市場には日常生活でなじみのある企業も多く上場しています。個人投資家に人気が高く、実際の取引も個人投資家が中心だとされ、株価上昇時には過熱感が出やすく、下落時は一気に下げる傾向があります。個人投資家の投資目的や銘柄選好は多様ですから、相場の見通しが立てにくく、専門家の意見も割れやすいという点は覚えておきましょう。

 6月に入り、日本株は一進一退の展開が続いています。国内外の金融政策の動向や為替など、様々な材料に反応しながら上下する株価を見て、不安に感じている方も多いと思います。また、昨年末以降の株価急上昇で、わずかな基準価格の上昇では満足できなくなった方もいるのではないでしょうか。

 しかし、本コラムでも何度もお伝えしているように、ファンドは元来、中長期投資を前提に運用される金融商品です。運用を担うファンドマネジャーは、中長期にわたって安定したリターンを出すために様々なリスクを調整しています。このため、相場が大きく動いても、基準価格には意外と反映されないということも起こります。わずか数カ月で果実を得ようとせず、どっしりと構えてファンドの成長を見守ることが何より重要です。(リッパー・篠田尚子)

トムソン・ロイターhttp://www.reuters.co.jp

■この6カ月間で値段が上がったファンドは?

順位 4月の順位 騰落 ファンド名 運用会社 上昇率(%) 資産タイプ
1 1 JASDAQ-TOP20指数ファンド 三井住友 489.36 株式
2 2 証券ジャパン日本株オープン DIAM 187.04 株式
3 3 ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド SBI 154.53 株式
4 4 ネット証券専用ファンドシリーズ新興市場日本株レアル型 DIAM 126.22 株式
5 5 DIAMアジア関連日本株ファンド DIAM 125.48 株式
6 11 日本新興株オープン 日興 125.25 株式
7 8 DIAM新興市場日本株ファンド DIAM 111.27 株式
8 15 エース新小型成長株オープン BNP 102.62 株式
9 14 SBI小型成長株ファンドジェイクール SBI 101.85 株式
10 7 JFジャパン・ディスカバリー・ファンド JPM 99.47 株式
11 9 JPM・E-フロンティア・オープン JPM 99.36 株式
12 12 日興中小型グロース・ファンド 日興 98.85 株式
13 6 JPMザ・ジャパン JPM 98.48 株式
14 16 スーパーグロース小型株オープン BNP 97.19 株式
15 13 ニューセンチュリーオープン 野村 93.56 株式
16 19 日興グローイング・ベンチャーファンド 日興 91.50 株式
17 18 レインボーファンド(情報エレクトロニクスファンド) 野村 89.57 株式
18 10 成長株ジャパン・オープン 国際 88.28 株式
19 21 小型株ファンド 明治安田 88.17 株式
20 34 JPM店頭株オープン’96 JPM 87.91 株式

オープン投信の基準価格上昇率ランキング(5月末時点)で、残高10億円以上の1986本が調査対象。上場投信と確定拠出年金・ラップ口座向け専用ファンド、デリバティブ型を除く。上昇率は小数第3位を四捨五入(リッパー調べ)

PR情報
検索フォーム

おすすめ

残業の常態化、保護者からの訴訟、職員の非正規化…危機に瀕する日本の教育のいま。

どんな食べ物をどう食べれば、さえわたった脳を維持できる?専門医が丁寧に説く。

「世帯収入が1000万円以上あっても家計は火の車」なプチ富裕層がいる…なぜ?

難関をくぐり抜けてきたエリート…のはずなのに人間関係でつまづくのはなぜ?

NEC本体にいま、何が起きているのか。「シャープより深刻」という風評の真偽は。

湯浅誠さんの記事を配信中。第一線の論客と朝日新聞の専門記者が、「タイムリーで分かりやすい解説」を提供。

朝日新聞 金融取材チーム Twitter

※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。

注目コンテンツ

  • ショッピング普通のボールじゃありません

    外で転がしてアイスができる

  • ブック・アサヒ・コム山口果林と安部公房の20年

    隠し通した交際とがん闘病

  • 【&M】ピットウォークで美の競演

    スーパーGT第4戦

  • 【&w】akkoが語る

    オーガニックに魅せられて

  • Astand「妻よ恋しい」から嬬恋村

    時をこえて伝わる妻への愛

  • 朝日転職情報

  • 就活朝日2014