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勝つためにチャートが重要なのはどうしてか?

2008年03月26日

<要約>

今回は、昨日の続きで「チャートが重要な理由=チャートでできること」について2つのポイントを解説します。

<本文>

株式投資で勝つために、チャートは“切っても切れない”くらいに重要な武器となります。そのもっとも大きな理由は、チャートを見れば「株式投資で一番してはいけない高値つかみを未然に防ぐ」ことができるからです。

そのためには、チャートを見て分析するときに「まずは週足チャートで長期間のチャートを見る」という基本動作が大切ということを、昨日はレポートしました。

しかしチャートが株式投資で勝つために重要な武器になる理由は、これだけではありません。

(2)割安な状態になっている銘柄を見つけることができる。
できるだけ株価が安いとき=底値近くで買うことができれば、いずれ株価が上昇に転じたときに“売りやすく”なりますので、株式投資で安定的に利益を上げ続けることができるようになります。

この株価が「そろそろ下げ止まりそう」なところに引いたラインを下値抵抗ラインといいますが、チャートを見れば下値抵抗ラインを見つけることができます。

このチャートは、日経平均の動きを2000年から週足チャートで表示したチャートですが、このような「長期間のチャート」で見ることで「日経平均は12000円くらいのところで上げ止まったり、下げ止まったりしている」ということに気づくことができます。

そうしますと、このチャートを見た投資家の中から「もし日経平均がこのまま下がれば、また同じ12000円くらいのところで下げ止まるかもしれない」という見方をする投資家が現れて、「だったら日経平均が12000円くらいまで下がれば買いチャンスになるかもしれない」と考えるようになります。

つまり、日経平均の12000円近辺に注目する投資家が増えることによって、実際に日経平均が下がれば『12000円近辺で買う』ようになり、そこで下げ止まるようになります。これが下値抵抗ラインの基本的なメカニズムです。


このように、チャートとは単に「株価の値動き」を表わしたものではなく、むしろ「その時々のチャートを見た投資家の心理」を表していると言えます。したがって、「今、このチャートを見ている投資家はどのような見方をしているのだろう?」という視点でチャートを見るようにすれば、下値抵抗ラインや上値抵抗ラインが見えてくるようになります。

もちろん、「下げ止まりや上げ止まりを100%保証する抵抗ライン」はありませんが、それでもチャートも見ずに漠然と投資するよりも「抵抗ラインをチェックして自分なりの想定シナリオ」を持って株式市場と向き合うようにすれば、日々の株価の上下動に一喜一憂しなくなりますので、冷静な判断ができるようになります。

これが「チャートが重要な2つめのメリット」です。

(3)確実に「売れそうな株価」を「買う前」に知ることができる。
株式投資で勝つためには、できるだけ底値近くで買うことが大切ですが、どれだけ底値近くで買うことができたとしても「買った後に上がらない」では意味がありません。

しかしチャートを見れば、気になる銘柄や注目している銘柄の「過去に上昇した実績=上昇率」を知ることができます。


この銘柄の場合、過去の上昇率を見ると「17.5%〜40.9%」の間で上昇していることが分かります。

そうしますと、平均すれば25.2%がこの銘柄が持っている「上昇したときの実力」という見方ができますので、確実に売るなら「最安値では買えないことと、最高値では売れないことを考えると15%〜18%くらい上昇すれば売れば良い」という判断をすることができます。

つまり売り値の目安を「その銘柄が持っている上昇率の範囲内で売る」というようにすれば、「あのときに売っておけば良かった」という後悔をしないで済むようになりますし、売れずに『塩漬け株』を持ち続ける失敗を大きく減らすことができます。

さらに、確実に売れば手元に現金が残りますので、相場が下がったチャンスのときに「再び買うこと」ができるようになりますので、投資効率をアップさせることもできます。

これが「チャートが重要な3つめのメリット」です。

◇まとめ〜株式投資で勝ち続けるために「チャートが重要な理由」

(1)チャートを見れば、一番してはいけない『高値つかみ』を未然に防ぐことができる。
(2)チャートを見れば、割安な状態になっている銘柄を見つけ、底値近辺で買うことができる。
(3)チャートを見れば、確実に売れそうな株価を知ることができる。

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レポート担当 田中達也

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