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押し目待ちに押し目無し、まだ間に合うか?

2008年4月11日

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≪要約≫

今回の調整はわずか3日間しかありませんでしたので、何も買えなかった人も多くいると思います。しかし「押し目で待ち伏せするチャンス」はまだあると思います。今回は、2つのパターンで待ち伏せる戦術をレポートします。

≪本文≫

4月3日から「上昇した後の調整に備えた準備をしよう」とレポートを書いてきましたので、今週の火曜日から木曜日の調整で少しでも株式組入比率を増やした方は報われる可能性が高い相場になってきたのではないかと思います。

しかしこの調整もわずか3日間しかありませんでしたので、「株式組入比率を何%まで引き上げようか?」や「オーバーバリューゾーンで本当に買っても良いのか?」と判断で迷って何も買うことができなかった方も多いのではないでしょうか?

しかし今回のわずか3日間の下落で「調整が完了した」と判断するには、まだ予断を許さない状況です。したがって、押し目で待ち伏せするチャンスはまだあると思いますが、具体的には次の2つのパターンを考えることができます。

1つ目は、1220pの抵抗ラインもしくはフェアバリューラインまで下がったときに待ち伏せるパターンです。

本日の大幅高が一過性のもので終わった場合、引き続き現在の下落トレンドに変化はないということになりますので、再び抵抗ラインやフェアバリューライン、またはアンダーバリューゾーンまで下落する可能性もあります。このパターンになった場合の対処法は4月9日のレポートの中で書きましたが、ポイントをまとめますと以下の通りです。

≪ポイント1:まずは今回の調整で投資する資金の上限を株式組入比率で考える。≫

1220pの抵抗ラインもしくはフェアバリューラインまで下がったときに使う資金の上限を「株式組入比率の50%を上限にする」というように決めます。

たとえば手元に株式投資に使える資金の総額が500万円あった場合に「株式組入比率を50%」と決めれば、使う資金の上限は250万円までとなります。

株式組入比率で全体予算の上限を決める理由は、株式市場を取り巻く環境にまだ大きな変化=好転の兆しが明確に見えていませんので、万が一、TOPIXが「1220pの下値抵抗ラインを下回った場合」に備えて現金を残しておいた方が、精神的にも楽になるからです。

≪ポイント2:決めた上限の投資資金の配分を考える。≫

たとえば投資資金の上限を250万円と決めたなら、「最初の1220pの抵抗ラインまで近づいたときに10%」「フェアバリューラインまで下がった場合は20%」「それでも下げ止まらなかった場合には1140pの抵抗ラインで残り20%」というように、資金の配分を決めます。

2つ目は、相場が下がらずにこのまま上抜けした場合の押し目で待ち伏せるパターンです。

たとえば今晩から始まるG7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)で、フタを開けるたびに損失額が拡大する金融システム不安に対して「公的資金の投入」など抜本的な解決策が提示されるなどして、相場がオーバーバリューラインを超えて上抜けした場合です。

つまり、TOPIXがオーバーバリューラインを超えて上昇したことを確認して、その大きく上昇した後の調整で相場が下がった押し目で待ち伏せする方法です。

このケースの場合、押し目の株価水準は現在に比べて高いところで買うことになります。しかし、それでも「ケンミレ流の割安株の3つの条件」のうちの1番目の条件「過去に大きく上昇していること」と2番目の条件「現在は大きく下がっていること」を満たした相場環境となります。

したがって、本日のリバウンドを見て慌てて買うより、オーバーバリューラインを抜けたことを確認してから買う方が「株価水準は高くなるがリスクは低くなる」と思います。ちなみに、4月3日のレポートの最後に「どうやって準備するか」で書いた方法が、このパターンになります。

◇結論

抵抗ラインやフェアバリューラインまで下がるのか、それとも本日の上昇の勢いが続いてオーバーバリューラインを目指すのか、どちらのパターンになるかを「当てる」ことに価値はありません。

大事なことは、どちらのパターンになったとしても「押し目で買う銘柄の準備」と「押し目で買う資金の上限を株式組入比率で決めておく」ということです。

ちょうど週末ですので、土日は『割安インデックスマップ(※)』と『私のポートフォリオ〜株式組入比率のグラフと表(※)』を使って、この2つの準備に時間と労力を使ってみる価値は十分にあると思います。


『割安インデックスマップ』および『私のポートフォリオ〜株式組入比率のグラフと表』は有料会員向けのサービスです。ご了承ください。
なお、ケンミレでは有料会員向けのソフトやサービスが1ヶ月間無料で体験できるキャンペーンを実施していますので、ぜひお試しください。

レポート担当 田中達也

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