≪要約≫
今回の上昇は米国の1−3月期の業績発表が「予想していた内容よりも“悪くなかった”」ことから始まっていますが、その米国の業績発表も今週でほぼピークを迎えますので、そろそろ「上昇後の押し目」があっても不思議ではないと思います。
≪本文≫
現在の株式市場は米国を中心にして動いていますが、その米国株式市場が週末に上値抵抗ラインを抜けたことで、4月17日(木)にレポートで書きましたように株式市場に「売り飽き気分」が出てきたようです。
その結果、週明けの東京株式市場もTOPIXは続伸して5連騰、上昇率にして7.5%の上昇となり、結果的には「押し待ちに押し目なし」の相場環境が続くことになりました。

しかしいつもセミナーではお話しますが、どのような相場でも「下げ続けることもなければ上げ続けることもありません」ので、必ず押し目はやってきます。一番いけないのは、株価が上昇してくると「今買わないと自分だけ取り残されてしまう」という“錯覚”におちいって、上昇中に買ってしまうことです。
今回の米国株式市場の上昇で、日本の株式市場も「売り飽き気分で横ばいトレンドに転換」した可能性が高くなりましたが、仮に新しい横ばいトレンドに転換したとしても、またこれまでの下落トレンドが続いているとしても「どちらもオーバーバリューゾーン」であることに変わりはありません。

ケンミレには「毎日売買したい投資家は敗者」という格言があります。どういう意味かといいますと、TOPIXであれ、個別銘柄であれ、株価は「下げ続けることもなければ上げ続けることもありません」ので、毎日売買したいということは「上昇中でも買う」ことになり、株式投資で一番してはいけない「高値つかみ」をする確率が高くなるということです。
今回の「売り飽き気分」による上昇は、もとを正せば米国の1−3月期の業績発表が「予想していた内容よりも“悪くなかった”」ということから始まっていますが、その米国の業績発表も今週でほぼピークを迎えることになります。そのような意味では「買いの手掛かり」が乏しくなり、株価が上昇したことによって「利益が出た投資家は一度売っておこう」として、株価が調整する場面があっても不思議ではないと思います。
株式市場は上昇すれば下落し、下落すれば上昇を繰り返す以上は、上昇した後の調整を「待つ忍耐」も必要ということになります。ただし、下値の抵抗ラインは切り上がる可能性がありますので、どこで調整が終わって下げ止まっても良いように、「株式組入比率」で決めた上限の投資資金を「この下値抵抗ラインまで下がった○%まで買う」という準備をしておく必要があります。

これまで「安いときに買う」「高いときに確実に売る」ことができなかった投資家は、「TOPIXが●●pまで下がったら株式組入比率を●%まで高めよう」という株式組入比率を投資戦略の中心にしたマネジメント投資を行って、これからのチャンスを確実に乗り切って頂きたいと思います。
まだ『私のポートフォリオ(※)』の『株式組入比率(※)』を活用していない方は、ぜひ自分自身のために活用して頂きたいと思います。
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レポート担当 田中達也
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