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日経平均は小幅続落、手掛かり難で様子見ムード強まる(5月1日前場)

2008年5月1日

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  株価 前日比 騰落率 出来高
日経平均 13756.85 (5/1前引) -93.14 -0.67 5.0 億株
日経先物 13780.00 (5/1前引) -40.00 -0.29 4.4 万枚
TOPIX 1346.45 (5/1前引) -12.20 -0.90 7.9 億株
日経JASDAQ 1472.22 (5/1前引) -0.58 -0.04 2209.9 万株
マザーズ 605.35 (5/1前引) -5.59 -0.91 272.1 万株

■騰落銘柄数 (値上がり/値下がり)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 784/828 238/115 64/55 78/70 398/212
本日 11:30 483/1072 128/162 40/53 45/61 248/255

■新値銘柄数 (最高値/最安値)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 130/9 19/9 17/4 5/4 18/18
本日 11:30 40/10 9/1 2/1 2/4 11/3

◇前場概要

本日の日経平均前引けは、前日比−93円の13756円となりました。朝方から手掛かり材料に乏しく小幅な値動きとなった日経平均は、銀行や不動産が下落したことで上昇一服感が拡がり、やや売りが優勢となりました。ただ、下値不安が後退しているため大きく売られるような展開とはならず、次第に様子見ムードが強まって前引けまでもみ合いが続くこととなりました。

◇市況解説

寄り付き前の動向では、昨晩の米株式市場は小幅下落となりました。注目されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文で、利下げ打ち止めに関する内容がなかったため、米景気の後退懸念がやや強まったと市場では受け止められたようです。

一方、外国証券寄付前成行注文は1130万株の買い越しと、これで5営業日連続での買い越しとなりました。これらの強弱材料を受けて、本日の日経平均寄り付きは、前日比−47円の13812円とやや売りが先行して始まりました。

前日も14000円の大台を目前にして押し戻されたこともあり、投資家の間で節目として意識されていることから、積極的に上値を追っていく動きにはならなかったようです。ただ、下値不安は後退しているようで、寄り付きの下落後は前日終値近辺で推移することとなりました。

その後は売り買いともに材料に乏しくしばらく小幅な値動きが続いた日経平均でしたが、このところの上昇を牽引していた銀行や不動産に戻り売りや利益確定の売りが出たことから、市場では上昇の一服感があるとみられ、やや売りが優勢となりました。

一時は前日比−100円程度まで下落する場面もみられた日経平均でしたが、さらに売りに動く材料も見当たらないことから下げ渋ることとなり、前引けまで下値でもみ合いが続きました。

今後大型の連休を控えていることや、本日はアジアや欧州の主要市場が祝日のため休場となることから、売買を手控える投資家が多く株式市場ではこう着感が強まっています。

株式市場全体に様子見ムードが拡がっており、出来高も膨らまない状況となっているため、投資家の物色は前日の引け後に決算を発表した平和不動産や三菱電機など、好業績を発表した個別銘柄中心になっているようです。

結局、日経平均は前日比−93円の13756円、一方TOPIXは前日比−12Pの1346Pで前場の取引を終了しております。

業種別騰落数は値上がり6に対し値下がり27、値上がり業種上位では、ガラス土石製品(+2.23%)、ゴム製品(+0.58%)、化学(+0.52%)となり、値下がり業種上位は、不動産業(−2.97%)、銀行業(−2.78%)、証券商品先物(−2.69%)となりました。東証1部の騰落銘柄数は値上がり483、値下がり1072となりました。

前場の売買代金概算1兆256億円、出来高概算は7.9億株となっています。

◇30日の米国市場

30日の米国株式市場でNYダウは3日続落、NASDAQ指数は反落となりました。NYダウは前週末比−11ドルの12820ドル、NASDAQ指数は−13Pの2321Pで終了しています。

朝方発表された1−3月期の実質GDP(国内総生産)速報値が、年率+0.6%となったことで景気後退懸念が和らいだことや、個別企業の決算が好感されてNYダウは前日比プラス圏で取引がスタートとなりました。

1−3月期の実質GDP速報値では四半期ベースで2期連続の1%割れとなっており、サブプライム問題の影響による米国景気の低迷を示す結果となりました。ただ、事前の予想では+0.5%程度だったため、行き過ぎた景気に対する懸念は後退した形となったようです。

株式市場は、寄り付いてからも堅調な展開が続き、NYダウは上昇幅をじりじりと広げ、午前中には上昇幅が100ドルを超えることになりました。

一旦はもみ合ったNYダウでしたが、午後に入って米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決定すると同時に、上昇幅を広げることになりました。NYダウは節目の13000ドルを瞬間的に回復することとなりました。

しかし、材料出尽くしとなったことや、FOMC後の声明文からFRBが今後の利下げ打ち止めを強く示さなかったと受け止められることになりました。利下げの余地を残したことは、FRBの今後の景気見通しが弱いという見方につながったとの見方もありました。

結局は、取引終了にかけて利益確定売りに押されて急速に上昇幅を縮めることとなり、当日の上昇幅をすべて吐き出して終了となりました。

◇その他の市場

債券市場は、上昇(利回り低下)となりました。FOMCで予想通り0.25%の利下げが決定され、市場の焦点は声明文に移りました。声明文からはFRBが今後の利下げ打ち止めを強く示さなかったと受け止められ、利下げ期待から債券は買戻しが優勢となりました。

為替市場は、ドルが円、ユーロに対して下落となりました。FOMC後の声明文からはっきりとした利下げ打ち止めが見られなかったことから、米国の金利低下が続くととらえられてドル売りが優勢となりました。

レポート担当 市原義明(米国)/阿部哲也(国内)

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