| 株価 | 前日比 | 騰落率 | 出来高 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 日経平均 | 14179.49 ↑ | (5/7前引) | 130.23▲ | 0.93▲ | 6.4 億株 |
| 日経先物 | 14190.00 ↑ | (5/7前引) | 130.00▲ | 0.92▲ | 3.3 万枚 |
| TOPIX | 1398.89 ↑ | (5/7前引) | 21.50▲ | 1.56▲ | 9.7 億株 |
| 日経JASDAQ | 1488.67 ↑ | (5/7前引) | 11.82▲ | 0.80▲ | 1709.7 万株 |
| マザーズ | 626.49 ↑ | (5/7前引) | 15.74▲ | 2.58▲ | 287.2 万株 |
■騰落銘柄数 (値上がり/値下がり)
| 東証一部 | 東証二部 | 大証一部 | 大証二部 | JASDAQ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 | 1443/204 | 217/109 | 88/27 | 87/44 | 353/206 |
| 本日 11:30 | 1230/392 | 242/78 | 68/30 | 62/58 | 372/172 |
■新値銘柄数 (最高値/最安値)
| 東証一部 | 東証二部 | 大証一部 | 大証二部 | JASDAQ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 | 90/6 | 12/6 | 14/6 | 5/5 | 14/20 |
| 本日 11:30 | 153/2 | 18/4 | 12/1 | 5/1 | 15/11 |
◇前場概要
本日の日経平均は、前日比+130円の14179円と続伸して前場の取引を終了しています。連休中の海外市場が堅調だったことに加えて、本日の外国証券寄付前成行注文が大幅な買い越しとなったことを好感して、朝方から幅広い銘柄に買いが入ることとなりました。その後は直近の大幅上昇に対する高値警戒感から戻り待ちや利益確定の売りが出たものの、原油高を好感して鉱業や商社が買われたほか銀行・証券などの金融株にも買いが入って相場を牽引し、前引けまで高値圏で堅調な推移が続きました。
◇市況解説
本日の日経平均は、前日比+98円の14147円と続伸して始まりました。国内が休場中の米株式市場は、NYダウが3営業日で合計+10ドル程度と大きく水準を変えることなく、高値圏で堅調な展開となりました。このため連休を控えて買いを手控えていた投資家の間に買い安心感が拡がったようです。
また、連休中の海外市場が堅調だったことに加えて、本日の寄り付き前の外国証券成行注文動向が2000万株を超える大幅な買い越しとなったことで、外国人買い期待を背景に幅広い銘柄に買いが先行することとなりました。
その後、日経平均は朝方の上昇で2月27日につけた直近の戻り高値(14105円)を更新することとなりました。原油先物価格が史上最高値を更新したことで、原油高によって収益が拡大する鉱業や大手商社、石油石炭製品が買われたほか、直近の値上がりが大きい大手銀行や証券にも買いが継続し、相場を牽引する格好となりました。
ただ、朝方の買いが一巡すると急ピッチの上昇で高値警戒感があることに加えて、戻り高値を更新したことによる目標達成感から利益確定や戻り待ちの売りが出て、上値を抑えられる展開となりました。
もっとも、本日は新興市場にも買いが向かっていることから投資家心理が強気に傾いてきているようで、買いも継続して日経平均は前引けまで高値圏でのもみ合いが続くこととなりました。テクニカル的にみても26週移動平均線をしっかりと上抜いてきており、先高期待につながったようです。
結局、日経平均は前日比+130円の14179円、一方TOPIXは前日比+21Pの1398Pで前場の取引を終了しております。
業種別騰落数は値上がり26に対し値下がり7、値上がり業種上位では、鉱業(+9.55%)、石油石炭製品(+5.07%)、卸売業(+4.16%)となり、値下がり業種上位は、空運業(−1.54%)、保険業(−1.08%)、食料品(−0.98%)となりました。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1230、値下がり392となりました。
前場の売買代金概算1兆1987億円、出来高概算は9.7億株となっています。
◇2日の米国市場
週末2日の米国株式市場は、NYダウは続伸、NASDAQ指数は反落となりました。NYダウは前日比+48ドルの13058ドル、NASDAQ指数は前日比−3Pの2476Pで取引を終えています。
この日の株式市場は朝方から買いが先行となりました。寄り付き前に発表された4月米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比−2万人となったものの、減少幅が市場予想(−8万人)を大きく下回ったことで、労働市場の状態が懸念されていたほど悪化していないとの見方から、株式市場は買いが先行することとなりました。
さらに、米連邦準備理事会(FRB)が、欧州の中央銀行と協調して資金供給枠を拡大すると発表したことも好感され、NYダウは寄り付き後まもなく前日比+120ドル超まで上昇しました。
ただ、NYダウは前日の上昇から合わせると300ドルを超える大幅な上昇となっていたことから、利益確定の売りも出やすく、次第に上げ幅を縮める展開となりました。
また、このところ下落していた原油先物価格が反発に転じたことで、企業コストの増加懸念が拡がると週末の持ち高調整の売りも手伝って、じりじりと本日の上昇幅を吐き出すかたちとなりました。
NYダウは一時マイナス圏まで売られる場面もありましたが、取引終了にかけては雇用統計の内容が見直されるかたちで買い戻しが入り、結局、前日比+48ドルの13058ドルと終値ベースで昨年12月31日以来の高値で取引を終了しました。
一方、NASDAQ指数はネットワーク機器大手のサン・マイクロシステムズの1−3月期決算が市場予想に反して赤字となったことが重しとなり、前日比−3Pの2476Pと小幅安で取引を終了しています。
◇5日の米国市場
週明け5日の米国株式市場で、NYダウは反落、NASDAQ指数は続落となりました。NYダウは前日比−88ドルの12969ドル、NASDAQ指数は前日比−12Pの2464Pで取引を終えています。
この日の株式市場は、朝方から売り先行となりました。週末の引け後にコンピューター大手のマイクロソフトがインターネット大手ヤフーの買収提案を撤回すると発表したことでヤフーの株価が急落し、相場の重しとなりました。
さらに、米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)による住宅ローン大手のカントリーワイド・フィナンシャルに対する買収提案に関して、一部で提案の撤回や買収価格の引き上げの報道がされたことで、買収不成立となる懸念から、金融株全体に売りが波及する格好となりました。
一方で、朝方に発表された4月サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が、4ヶ月ぶりに好不況の分岐点となる50を上回る52となったことが好感され、寄り付きの下落後にNYダウは前日比−50ドル程度で下げ渋る場面もみられました。
しかし、その後は一時1バレル=120ドルを突破し、史上最高値を更新した原油先物価格の急騰が嫌気されるかたちとなって、NYダウは下げ幅を拡げることとなりました。
午前中ごろには一時下げ幅を前日比−100ドル超まで拡大したNYダウでしたが、その後は良好な経済指標を背景に押し目買いから下げ渋り、12900ドル後半でもみ合う展開となりました。
結局、NYダウは引けまで下値でのもみ合いが続き、前日比−88ドルの12969ドルで終了、一方NASDAQ指数は前日比−12Pの2464Pで取引を終えています。
業種別にみてみると、原油価格の上昇によって収益の拡大が見込めるエネルギーや素材などの市況関連株が上昇した一方、金融や小売りなどが大きく売られる格好となりました。
◇6日の米国市場
6日の米国株式市場でNYダウ、NASDAQ指数ともに反発となりました。NYダウは前日比+51ドルの13020ドル、NASDAQ指数は+19Pの2483Pで終了しています。
寄り付き前に発表された米住宅金融投資ファニーメイの決算は、事前予想を大幅に越える赤字となり、あわせて減配と発表されました。さらに、証券大手メリルリンチは、価格評価の最も難しいとされる「レベル3」に分類される資産が70%増やしたと発表されました。
これらの金融機関の業績悪化材料から、金融市場は依然として不透明感が強いとの見方につながり、株式市場は金融株を中心に売り優勢で始まりました。
寄り付き直後に、NYダウは前日から100ドルを超える下落となる場面も見られました。しかし、大幅赤字となったファニーメイの幹部から、金融市場の混乱は最悪期を脱した可能性があるとのコメントがあったことで徐々に買いが入り、金融株が下げ止まると株式市場も上昇に転じることになりました。
一方、原油先物市場で原油価格は、直近の上昇基調が続いて、取引時間中の史上最高値を連日で更新することになりました。原油価格の上昇は、エクソンモービルなどの石油株の上昇につながり、指数を押し上げることになりました。
NYダウは、正午過ぎに前日比プラス圏を回復することとなりました。寄り付きでは売りが先行していたマイクロソフトが、ヤフーの買収交渉を再開する可能性があるとの見方から買われ、ハイテク大手の両社株が上昇したことがハイテク株全般に買い安心感を誘うことになりました。
その後、午後にかけて堅調な展開となった株式市場は、取引終了にかけて目だって押されることもなく、当日の高値圏で終了となりました。
結局、NYダウは前日比+51ドルの13020ドル、NASDAQ指数は前日比+19Pの2483Pとなりました。
◇その他の市場
債券市場は、下落(利回り上昇)となりました。朝方発表されたファニーメイの決算が大幅赤字だったことから、金融市場の混乱が続くとの見方で安全資産の債券買いが優勢となりました。しかし、株式市場が上昇したことで金融不安の見方も後退し、債券売り優勢となりました。
為替市場は、ドルが円、ユーロに対して下落となりました。ファニーメイの決算が大幅赤字だったことから朝方はドル売りが優勢となり、ドル/円では104台割れ目前まで下落する場面もありましたが、米国株式市場の堅調な展開を背景に信用不安が後退し、午後にかけてドルは買い戻されることになりました。
レポート担当 市原義明(米国)/阿部哲也(国内)
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