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新商品ラッシュ「健康ブレンド茶」 緑茶伸び悩み脚光

2006年07月28日

 大手飲料メーカーが、競ってペットボトル入りのブレンド茶の新商品を市場に投入している。無糖茶の市場を引っ張ってきた緑茶の伸びに陰りが見え、新たな柱を育てる必要に迫られているためだ。薬用植物や穀物などを原材料に加えて健康イメージをうたい、自然志向の消費者の取り込みを狙う。

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小売店の飲料コーナーでは、ブレンド茶のペットボトルが増加中=大阪市北区の成城石井梅田店で

 女優の広末涼子さんがヨガの姿勢で、飲むポーズをとる。日本コカ・コーラが5月に発売した「からだ巡(めぐり)茶」のテレビCMは「体内浄化」がテーマ。漢方薬販売の薬日本堂(東京)の協力で、解毒作用があるとされるドクダミ、高麗ニンジン、霊芝(れいし)など12種類をブレンドした。

 キリンビバレッジは5月、3年ぶりのブレンド茶の新商品「実感」を発売。玄米や大豆など5種類の穀物が素材だ。宝酒造は3月、ドクダミやルイボスなど五つの茶葉でつくった「デトックティー」で、ブレンド茶に新規参入。伊藤園やサントリー、アサヒ飲料も新商品を投入した。

 各社の製品とも、価格は約500ミリリットルのペットボトルで税込み150円前後。ほぼ、緑茶と同じ価格帯だ。市場の「食い合い」を避けるため、これまでブレンド茶の新製品の投入を手控えてきた。

 しかし、ここにきて緑茶は、トップブランドの「お〜いお茶」を持つ伊藤園と「伊右衛門」のサントリーの2強を軸に序列化が進み、以前のように次々と投入される新製品が需要を掘り起こす展開は期待しにくい。

 そこで目を付けたのがブレンド茶だ。アサヒが93年から販売する「十六茶」、同年の「爽健美茶」(日本コカ・コーラ)以降、大ヒット商品は出ておらず、出荷数も00年に緑茶に抜かれ、伸び悩んでいる。新製品でテコ入れをはかる考えだ。

 ただ、もくろみ通り進むかどうか――。近年、ヤクルト本社の「蕃爽麗(ばんそうれい)茶」やサントリーの「黒烏龍(ウーロン)茶」など特定保健用食品が売り上げを伸ばしており、「具体的な効能がうたえないブレンド茶はインパクトが弱い」(食品マーケティング研究所の小林仁・主任研究員)との見方もある。

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