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2012年5月19日
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アジアの眼

インドネシア 高速鉄道計画で日本優位

モーニングスター社

 経済成長と同時に新興国の高速鉄道建設が各地で計画されているが、インドネシアでも高速鉄道建設の機運が高まりつつある。

 インドネシアでは交通インフラの余裕がなくなってきており、空港・空路の能力をすでに大きく超えている。鉄道建設は航空輸送から鉄道輸送への分散を図る目的もある。

 複数の路線計画が存在するが、最大の案件は人口の集中する首都ジャカルタと東ジャワ州の州都スラバヤを結ぶ北部を走る高速鉄道。現在、特急で10時間かかる同区間の所要時間を3時間以下に短縮させる。

 日本政府などが行った現地調査によれば総延長685キロ、総事業費約2.1兆円という大規模なものになるという。現地紙の報道によれば、政府は2022年の運行開始に意欲を燃やしている。ジャワ島だけで人口は日本を超える1.2億人。需要は相当に高く、日本の新幹線輸出にも期待がかかる。

 日本は、18年開業を目指す総工費5千億円とされるジャカルタ―バンドン間144キロの計画に深く関与しており、「本命」と言えるジャカルタ―スラバヤ間の受注にも優位にあると見てよい。日本の鉄道技術は各地への積極的な輸出を狙うが、インドネシアは有力な採用候補となっている。

 無論、巨額の建設費など課題は多いが、インドネシアにおける鉄道インフラの整備は待ったなし。受注すれば日本経済にとっても好材料で、メディアをにぎわすことになりそうだ。

    ◆

アジアの眼は金曜日の夕刊に掲載します。モーニングスター社の新興国情報のサイト(http://www.emeye.jp/)も参照してください。

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