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羽田―北京直行便が就航 国際線、4路線に

2009年10月25日19時9分

写真:羽田と北京を結ぶ直行便が就航し、全日空の1番機に乗り込む乗客をスタッフが見送った=25日午前、東京・羽田空港、小林誠一撮影
羽田と北京を結ぶ直行便が就航し、全日空の1番機に乗り込む乗客をスタッフが見送った=25日午前、東京・羽田空港、小林誠一撮影

 羽田空港と中国の北京空港を結ぶ直行便が25日、就航した。羽田発着の国際線は、ソウル、上海、香港に次いで4路線目。来年の新滑走路完成でさらに国際拠点化が進む予定だ。

 同日、羽田空港であった式典で、国土交通省の長安豊政務官は「両国の首都がダイレクトに結ばれ、日中のビジネス、観光分野(の交流)がさらに拡大することを期待する」と述べた。

 一方、全日空の北京発第1便は乗客の半数以上が中国人客だった。北京市の鮑文さん(41)は団体ツアーで東京、大阪、京都などを回る予定で、「羽田は東京の中心に近く便利と聞いた。自由時間が増えるなら、化粧品などの買い物に使いたい」と話した。

 北京便は、全日空と中国国際航空が共同運航で毎日3往復。日本航空は毎日1往復。日本発なら、いずれもエコノミークラスの往復で6万円前後からだ。

 羽田の国際化は「国際線は成田」という、これまでの航空行政の「原則」が壁となって進まなかった。01年、一部解禁に踏み切ったが、今回の北京便を含め、成田に配慮し「定期チャーター便」との位置づけが続く。成田の国際線の発着回数は年約20万回だが、羽田は北京便を含めても1万2千回弱に過ぎない。

 しかし、来年10月の4本目の滑走路の完成で羽田の発着枠が増えるのを機に、昼夜計6万回分は国際線に振り向けられる予定。前原誠司国交相は羽田を「国際ハブ(拠点)空港」と位置づける。

 一方、成田は今月22日にB滑走路が延伸され、来春にはA滑走路と合わせ発着回数が22万回に増える。ただ、都心に近い羽田への就航を求める海外航空会社は多く、両空港への振り分けが課題になる。(澄川卓也)

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