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2012年7月25日
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経済ナビゲーター

経済同友会(上) 焼け跡で生まれた勉強会

 Q 東京電力の社外取締役に、経済同友会から3人が就いたのが話題になったね。どんな団体なの?

 A 経団連、日本商工会議所と並ぶ日本の代表的な経済3団体の一つだ。最大の違いは、企業や組織での加盟ではなく、同友会は個人参加なんだ。

 Q どうして個人参加なの?

 A 設立の経緯に由来する。同友会は、終戦から間もない1946年4月30日に発足。連合国軍総司令部(GHQ)の占領政策で有力な経済人は公職追放で会社を去り、急きょ30〜40代の若手が経営を担うことになった。

 Q その若い経営者たちが同友会をつくったんだね。

 A 戦後の焼け野原から、どう企業を営み、日本経済を再建すればいいのか、若手の経済人ら83人が集まって始めた勉強会が、同友会。だから、代理出席を認めず、個人参加がルールになった。設立趣意書の「経済人として新生日本の構築に全力を捧げたい」という一文からは、当時の意気込みが伝わるね。

 Q 同友会を経て、経団連や日商で活躍する経済人が多いようだけど。

 A 歴代経団連会長では、第6代の斎藤英四郎氏、第7代の平岩外四氏、第9代の今井敬氏が同友会で活躍した。旧日経連会長の永野健氏も元副代表幹事だ。いまも副代表幹事から経団連副会長になる人は少なくない。日商会頭では、永野重雄氏は同友会の創立メンバーで代表幹事も務め、石川六郎氏は元副代表幹事だ。

 Q なぜ多いの?

 A 同友会で切磋琢磨(せっさたくま)し、企業や業界を超えて国内外の諸問題を考える財界人に育つんだ。

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