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2012年11月21日
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経済ナビゲーター

後発医薬品(上) 国が普及を後押し

 Q 後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及が進んでいると聞くけど、どんな薬なの?

 A 新薬の特許が切れたあとに、後発薬メーカーが同じ有効成分の薬を作って発売する。研究開発費が少なくてすむから、価格は新薬の7割以下。なかには半額以下の薬もある。

 Q どのぐらい普及しているの?

 A 病院で処方される医薬品のうち、後発薬の割合は昨秋時点で22.8%で、6年前から6ポイント増えた。高齢化が進んで医療保険財政が厳しくなるなか、国は後発薬の利用を増やして薬剤費を抑えようと、様々な普及策を講じているんだ。

 Q 例えば?

 A 処方箋(せん)に新薬の製品名が書いてあっても、医師が「変更不可」と明示しない限り、薬局で希望すれば後発薬に変えてもらえる仕組みを整えた。後発薬を多く扱う薬局には、調剤報酬を上乗せしている。今春からは、医師が薬の商品名でなく、成分名(一般名)で処方した場合に、病院に払う診療報酬を加算する制度も始めた。一般名が書いてあれば、薬局も後発薬を出しやすいからね。

 Q 価格が安く、国の後押しもある割には、普及率が低い気もするけど。

 A 確かに、普及率が7割前後の米国や英国に比べると、日本は低いね。後発薬の効き目や安全性に不信感を持つ医師らが多いことが要因だといわれる。

 Q でも、有効成分は同じなんでしょ。

 A うん。添加剤や錠剤の形などは違うけど、国は「効き目は同じ」と強調している。ただ、患者が後発薬に切り替えたことで不安を持つと、心理的な影響で効果が低くなることもあると言われているよ。

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