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エコポイントは、有利?

2009年5月13日12時10分

 15日から、エコ対応している(エコの★四つ以上)冷蔵庫、エアコン、テレビを買った人には、ポイントがつくサービスが、政府の経済対策の目玉としてはじまります。

 今回の15兆円の経済対策を納税者の数で割ると、1人25万円。1人25万円の税金を払って麻生首相に景気対策をお願いしているようなものですから、できれば、その恩恵を受けたいものです。

 ただ、残念ながら、制度はスタートしますが、エコポイントについての詳しい内容は、決まっていないというのが現状です。

 現在わかっているのは、どんなメーカーのどの商品が対象になるかということと、冷蔵庫なら容量、テレビなら画面サイズと、何段階かでポイントがつくということくらい。

 皆さんが一番知りたい、もらったポイントがどのように使えて、何と交換できるのかといったことがわかるのは、もっと先になりそうです。

 今のところ、百貨店やスーパー、地域振興のための商品券、鉄道乗車券などのプリペイドカードなどにも交換できるようにしようという案が出てきてはいるようです。

 間違えてはいけないのは、ポイントがつくということで、商品が安くなるということではありません。結果的にポイントを使うことで、こうした効果もえられますが、たとえば10万円のエコ冷蔵庫を買うとしたら、10万円払わなくてはなりません。また、ポイントというと、ビックカメラやヨドバシカメラのポイントを思い浮かべ、次に買い物にいった時に値引きしてくれるのではないかと思う方もいるようですが、このポイントは、どうもいったん商品券などに引き換えなくてはならないようです。その場合、商品券などは、1000円、5000円と切りのいい数字なので、端数はどうするのかというような問題も出てくるでしょう。

 こうしたことも含めて、どれくらい、利用者にとってメリットがあるのかわからないだけに、買うにしても、もっと仕組みがはっきりわかってからにしたほうがよいという気がします。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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