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こども手当 忘れてはいけないこと

2010年4月7日10時50分

 4月から、子ども手当の支給が始まり、中学生以下は子ども1人につき月額1万3000円が支給されます。来年4月からは満額の2万6000円が支給される予定です。

 けれども、せっかくの子ども手当も、しっかり「申請」しておかなくては、もらえなくなってしまうかもしれません。年収の制限から今まで児童手当をもらっていなかったご家庭や、中学生なのでもらっていなかったご家庭が新たに子ども手当の申請をするのはもちろんですが、3月まで児童手当をもらっていたというご家庭も、新たに申請が必要です。役所から申請のための書類が送られてくるので、書き込んで返送しましょう。

 6月までに手続きしておけば、児童手当をもらっているご家庭は、2月、3月分の児童手当に加えて、4月、5月分の子ども手当が6月に指定の口座に振り込まれます。

 手続きが6月までに間に合わなかったとしても、2010年度に限っては9月末まで申請を受け付けてくれ、申請すれば4月に遡って受け取れるようになります。

 高校生の子どもがいるご家庭では、高校の授業料が無償になります。公立で年間約12万円、私立に通っている子どもは家庭の収入によって年間約12万円から24万円が授業料として徴収されなくなります。公立高校については、申請などの手続きは必要ありませんが、私立は学校から送られてくる書類で申請することになります。

 子どもが産まれた時に支給される出産育児一時金は、1回限りの支給で現在42万円ですが、来年4月からは、55万円の出産支援金に移行することになりそうです。出産育児一時金や出産支援金についても、もらうとなると申請が必要になるので、忘れずに手続きしましょう。

 出産支援金を含めると、子ども手当と高校の授業料無償化で、これから産まれる子どもなら、高校を卒業するまで1人あたり500万円以上が国から支援されることになります。何より、子どもたちの将来の教育資金としてしっかり貯めることを忘れてはいけません。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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