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2012年12月26日
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荻原博子の“がんばれ!家計”

投資は、するべきなのか?

文・荻原博子

 株価の上昇で、投資をしたいと思う人が増えているようです。

 確かに、この先、金融相場が続きそうなので、株はまだ上がるかもしれません。

 ただ、株式市場では、プロを相手に投資をするのですから、やるなら三つのものが必要。それは、十分な「資金」と「時間」と「情報」。

 「資金」ついては、株式投資では、十分な資金がある人が有利。

 たとえば、Aさんは資金を100万円、Bさんは資金を200万円持っていたとします。この2人が、同じ1株100万円の株を1株ずつ買い、この株が150万円に値上がりしたら、2人とも50万円儲(もう)けます。

 ただ、値下がりして50万円になったら、Aさんはそれ以上資金を持っていないので値上がりを待つしかありません。いっぽうBさんは、まだ100万円残っているので、これで2株買い増すことができます。

 Bさんは、200万円で3株なので株価が67万円まで戻れば利益が出る。

 「時間」については、投資では刻々と状況が変わります。プロは、その状況を見ながら投資しています。こうしたプロ相手に儲けようと思ったら、昼飯の間にちょこっと市況を見るだけで儲けるというのは、なかなか難しいかもしれません。

 最後に、「情報」。インサイダーなどは論外ですが、企業の情報は生ものですから、なるべく早くキャッチしていくことが大切でしょう。

 こうして見ると、「資金」「時間」「情報」の三拍子が揃(そろ)うというのは、なかなか大変な気がします。投資するなら、まずは損してもいいという覚悟が必要でしょう。

 「荻原博子の“がんばれ!家計”」も、今回で最終回。来年からは、リニューアルした朝日新聞デジタルでお会いしましょう!

     ◇

 荻原博子さんの“がんばれ!家計”は今回で終了します。ご愛読ありがとうございました。新年からは、新しく始まるウェブマガジン「&M」で荻原さんの新しいコラム「闘う家計術」が始まります。ご期待ください。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学研パブリッシング)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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